アメリカ大冒険 2

臆病に負けてホテルに缶詰することは自分で許さず、今の失敗は失敗のうちにも入らないと言い聞かす。

それは怖い心もあるけど、19歳の僕を乗り越えるという目標があるから何でもトライした。

ハンティントンモールで単独になった時からが、アメリカ大冒険2のスタート。


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クリスマス明けのブラックフライデー第2弾セール、確かにどの店もセールになっていた。

ヤンキーキャンドルで職場お土産を買い、モール内をウロウロする。

イオンモールのような繊細さはないが、品揃えだけは凄いな。


ノースフェイスの商品も売っていたけど、大雑把な感じで高品質は感じなかった。

子供の遊び場があって安心したが、可愛くないコアラにバッファロー、やっぱり違うのね。

まだ慣れていないからと信じたいが、買いたいと思う商品は見当たらなかった。


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帰り道は冒険だったが、ウォールマートでのレジを含めて当たってみれば乗り越えられる。

とりあえずどのお店でもクレジットカードを店員さんに手渡しすることはなくて、自分でスライドってことか。

問題はガソリンスタンドですよ、10年前に日本で人生初めてセルフ給油したときはアタフタした。

アメリカでの給油、初回はクレジットカードが通じて、unleaded=レギュラーガソリンに迷ったが何とか成功。

その次からはクレジットカードが通じなくて、店内でデポジットを払うのにどんな英単語を使えばよいか困った。

給油した後に最終のレシートを貰うのを知りませんでした。


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久しぶりのタコベルに舞い上がったか、駐車場に停める時にレンタカーの前をガツン、とぶつけました。

マクドナルドのmeal(セット)という単語が分からなかったけど、なんとか乗り切れた。

アメリカ食に辟易した頃、出会ったサブウェイのtunaサンドに救われた。

逐一好みを伝えてオーダーするのは楽じゃないけど、tuna, footlong, White breadがあれば生きていける。

ウォールマートやクローガーで冷凍食品も買って試したが、どれも濃く、甘く、ちょっと厳しい。


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CRW市内を長々とドライブして街の様子をチェック、平和な田舎町だと分かった。

パーキングメーターを使うのも初めてのこと、初回は週末だから?とお金払わなかったが次から払いました。

毎日どこか適当に目的地を定めて出かける、というルールを自分に課したことで行動力が一気に広がったよ。

どこでも行けるし、どの店でもそれなりにオーダーできるようになりました。

運転の苦手意識はなくなった、お店での買い物はまだ慣れないところはありますが。


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サブウェイ>バーガーキング>タコベル>マクドナルド の順で気に入りました。

West Virginia State Museumにも行ったけど、まぁ見所とは言えない。

BEST BUYにはニコンの良いカメラなんて全くなく、DICK'Sにもノースフェイスの良いグッズも売ってない。

アメリカではどこで欲しいものを買えばいいのだろう、Amazonに頼りそうな予感がする。


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CRWからLEXまで、今井美樹さんの「野生の風〜Jazz Live Version」を歌いながら走ったのも良い思い出。

Fayette Mallが大きくて嬉しかった、あの辺りの住宅街の雰囲気が良かったから家はあの付近かな。

LEXがすごく都会に思えた、店はたくさんあるし、オーガニックなスーパーとか。

コストコは期待外れだったな、日本と造りは同じ、人はガラガラ、特に気になった品揃えはなく。

出張レポートを書き上げ、寒かったけど気晴らしにクーンスキンパークを走る。


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いざ帰国当日、フライトディレイで日本に帰れないのが分かった午前4時の悪夢。

丸1日後に帰国となり、ふてくされて外出もせず、書きかけの山走り小説を書き続けた。

そんな悪くも貴重な体験を経て、翌朝はちゃんとフライトが飛んで帰ることができた。

アトランタからの14時間フライトは長すぎ、5本は映画を見続けた。


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成田からの国内線が取れず、NEXと新幹線を乗り継いで帰った。

日本に着いて食べた駅弁が美味しかった、何もかも美味しく優しく温かく感じた。

時差ぼけと眠気と闘いながらたどり着いた自宅、もう何もいらない、ここが最高の場所。
 

アメリカ大冒険 1

これから数年続くアメリカ生活の始まり。

いい大人になって、なんでもできるワザを習得したはずなのに、出発前の不安だらけ。

抑えることも儘ならない我が心よ。

年明けまで2週間弱続くアメリカ出張、いつか振り返って一笑するために、失敗談を残しておこう。


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空港バスの到着が遅れ、最初から乗り遅れを心配していた高速道路沿いのバス停。

何故かついていた空港VIPアテンドにうろたえ、自動化ゲートは自力で突破ならず。

グローバルラウンジではなく、カードラウンジに入ってしまったのも失態か。

バルクヘッドのコンフォートプラスは足元が広かったよ、モニターも机も出すのに苦心。


司馬遼太郎さんの「関ヶ原」3冊が今回の本のお供、アメリカなのに戦国時代なのが良い。

DTWに着くと、ここでもアテンドあり。ESTAがキオスクでは×。

アテンドがいる信頼感からか、お土産が山ほど入ったスーツケースはノーチェック。

ラウンジで食べた軽食が味濃く、逃れられないアメリカを感じていた。


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夜、LEXの空港に出迎えに来てくれた先輩と握手、「とうとう来ちゃいました」。

翌日はクローガー、日本食材店で食料品を見つつ、なんとか生きていけそうなことを確認。

事務所に寄り、そこからCRWまでのロングドライブ同乗。


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試練の開始はCRW到着後にレンタカーを運転すること、初めての左ハンドル+右側走行で、先輩の車に付いて行く。

両の手のひらから汗が滲み出し、体温が上がる。

結局、運転に慣れるのに1週間はかかった。

よく覚えているのは急に視野が狭くなったこと、日本では左右前後の安全確認を余裕でできるのに、

左ハンドル+右側走行では隣の車線すらろくに意識できず、自分の今だけに終始。

それでも怯えることなく自分ひとりで夜の空港まで走ったり、道と要領を覚えるのに積極的に。


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こんな田舎でも日本食風レストラン(中国人が経営)が幾つもあることに驚き。

TGI FRIDAYSで食べたハンバーガー、メキシコレストランで食べたタコス、

クリスマスイブにカジノで先輩と食べたステーキ、クリスマス当日のCRW市内インドレストラン。


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あとは時差ボケ+睡眠不足と格闘しながらの仕事、先導も楽ではない。

こんな僻地にあるのね、WV工場は!とびっくりしたよ、霧と鹿が出る何もない道の奥にある。

運転が冒険だった、ある時一人で帰るWV工場からの道、ちょっと慣れた自分を褒めてあげた。

19歳の僕は運転はできなかったけど、今の僕はアメリカという国を車で回れるんだ。


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奇遇はあるもので、日本での自分のお客さんに、WV工場の安全講習で隣席になった。

もしや?と思い話しかけてみる積極性、しかも一番のキーパーソン後任者だったという意外。

次第に一人で仕事もできるようになり、戦力として通用するようになった。

ハーツのネバーロストさえあればどこでも行けそうだ、と思えてくる。

仕事のピークは1週間ほどで終わり、先輩らが帰ってしまった後、第2のアメリカ大冒険が始まったのかな。
 

海外赴任 事前出張

海外赴任前の事前出張、いよいよ始まるのだと思うとドキドキする。

スーツケースをパッキングしたら、お土産だらけの楽しい絵になった。

まだ分かっていない、何を持っていけば良いのか、逆に現地に何があるのか。





年明けまで続く長い出張、クリスマスと年始年末を家族と離れるのは寂しいものです。

国際免許取得、初めて取った自分の航空券予約、こんなに食料品持って行って税関大丈夫か?

新たな冒険を求めて始まった海外赴任、未知の自分で生まれると信じて。
 

アメリカ赴任 内示

アメリカ赴任の内示が来た。

久々の大きな仕事、迷わず話に乗ることにした、むしろ随分と積極的に。

シアトルにいた19歳の頃、お金と実行力が足りなくて出来なかったことがある。

行動力はあの頃に及ばないかもしれないけど、今なら取り返せることがあるだろう。

こんな人生の展開になるとは思いもよらなかった。





心配は家族を連れていくこと。

行くことには家族も喜んでくれているから良かったが、安心安全な生活がちゃんとできるか。

それから日本と逆になる車の運転。


ビザを取る必然性のストーリーを書き上げ、卒業証明書を入手する。

20代の頃、会社勤めをしながら通信教育で大卒の資格を取って良かった。

趣味でやっていたあの頃の努力が、まさかのまさか、今この時に役立つなんて思いもよらない展開。

自分の将来をデザインして、自分の生き方をもう一度リフレッシュさせる、そんな機会になるといいな。
 




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