ケンボックス

アメリカ暮らしを、詩的に高品質で!

イオンモール豊川2022年オープン、本気で豊川市が都市計画

投稿日:2019年5月10日 更新日:




 

イオンモール豊川は、豊川市にとって大きな冒険。

開業検討にあたり、都市計画マスタープランを一気呵成に進めようとするのは分かるよ。

全体像を見ると、大きな決断を迫られている豊川市の未来の課題に対して、

確かにイオンモール豊川のオープンは大きなチャンス、課題への有効な対策なのだ。

 

愛知県豊川市は、戦前から工業地域として個性を出してきた地区。

コスト優先で工場の海外移転が進む中、豊川市も例外に漏れず、閉鎖された工場がいくつも出てきた。

象徴的な例として、二輪車を製造していたスズキ豊川工場が2018年7月に稼働を停止した。

その跡地に、イオンモール豊川がオープン計画されているという皮肉。

 

イオンモール豊川オープン写真

 

お隣の豊橋市も同じく工業が廃れつつある状況だが、

豊橋市は東三河の中核都市であり、豊川市の人口の2倍の規模だから、体力はまだまだ残っている。

すると、更なる時代の推移と共に、真っ先に豊川市が経済的な尻つぼみになるリスクがある。

 

いくら豊川市が歴史のある豊川稲荷の門前町であり、

愛知県内の「豊」がつく市の最古であろうとも、誇りだけでは街の活性化は叶わない。

時代は豊川市に何かしらの転換を要求しているのだ。

 

大都市の市内中心部に大型商業施設を造らず、

隣接する市のやや郊外に造って、人の動きの一極集中を緩和するテクニックは定番。

そのロジックでいくと、豊川市は豊橋市の需要を支えつつ、

したたかにお金の動きを吸い上げる絶好の位置にないか。

 

豊川稲荷だけでは個性が足りないのだ。

もう1つ、できれば現代事情に即して、目に見えてお金が回る仕組みが欲しい。

そこで産まれそうなのが、イオンモール豊川

一般的に、イオンモールが1つできれば、2,000名前後の新規雇用が生まれる。

 

ちなみに、スズキ豊川工場の従業員数は500名前後だった。

1971年から47年もの間、豊川市に経済効果を生んでくれたスズキ豊川工場が

ぽっかりと穴になったら、何でどう穴埋めすれば良いのだろう。

 

人数での単純比較はできないが、それだけの経済波及効果があるのが、イオンモールなのだ。

 

・スズキ工場の巨大な跡地がぽっかり空いて、交通の便も申し分なし
・イオンモール豊橋はないし、オープン計画もない
・豊川市の経済には何か個性が必要とされている

 

状況は、プライムツリー赤池のある愛知県日進市、ららぽーと東郷のある愛知県愛知郡東郷町、

イオンモール長久手&イケア長久手の愛知県長久手市、アイモール(イオン)のある愛知県みよし市、

イオンモール岡崎のある愛知県岡崎市、どれも似ている。

周辺の巨大都市の経済効果に飲み込まれてしまわないよう、

「何か」の手を打って自分たちの自治体を守ろうとする、

その心強い用心棒がショッピングモール、とりわけイオンモールなのだ。

 

イオンモール豊川の基本情報

オープン早くて、2022年秋
店舗数200店舗以上を期待するよ
 イオンモール岡崎は210店舗弱
敷地面積150,000m2
 イオンモール岡崎の1.5倍?
駐車台数4,000台
 イオンモール岡崎と同等?

 

千載一遇の機会、と関係者がイオンモール豊川に飛びつくのは分かるし、

あながち間違った判断とは思わない。

時流にあったタイミング、巨大な工場跡地、イオンモールさんの乗り気。

イオンモールとて、2022年前後には東海地方だけでも、

イオンモール土岐・イオンモール名古屋駅前則武新町と、新規オープンモールの計画がある。

 

隣の隣の岡崎市本宿には三井アウトレットパーク・岡崎本宿アウトレットの

オープン計画だって噂されているし、様子見を決めてこんでもいられない。

時期尚早と諫める方もいるだろうが、問題を将来に先送りしても状況が好転されないことだってある。

 

イオンモール豊川は、豊川市民病院に隣接することになる。

救急車がイオンモール豊川の買い物の交通渋滞に巻き込まれて困らないか?

というコメントはごもっともだが、俯瞰すればそういう環境下もやむなしと吞み込める。

全ての良いどころ取りはできないから、どこかで割り切りも必要だろう。

 

人口シンボル
豊橋市37万人地方中核都市
豊川市18万人豊川稲荷、イオンモール豊川
蒲郡市 8万人ラグーナテンボス、温泉
田原市 6万人トヨタ工場、伊良湖岬の観光

 

決定打を見つけた。

スズキ工場跡地は工業地域であり、工場しか建てられない決まりになっている。

そこにどんな理屈でイオンモール豊川が開業できるのだろう?と私は心配していた。

なんと、豊川市はその用地の「用途地域を変更する」という裏技を繰り出したのだ。

 

例えば住宅密集地に、突然工場ができたら住民は困る。

その反対もしかり。

それなのに、スズキ工場跡地の周辺には現在も工場がいくつか並んでいるのに、

色々なしがらみを断ち切って、とてつもない大きな判断で、

土地の用途ルールを変更してまで、イオンモール豊川をウェルカムしているのだ。



本気さを感じる、イオンモール豊川。

攻め方は良いと思うよ、強い意志を持って進めていって欲しい。

早くて2022年になるだろうそのオープンを、温かく見守っているよ。

 







Copyright© ケンボックス , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.