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ららぽーと東郷2020年秋オープン、競合ショッピングモール多し

投稿日:2019年1月10日 更新日:




「勝算が整った時、ららぽーと東郷はオープンする、2020年秋は遠い未来じゃない」

手に持っていたタブレットに尾張・西三河の地図を表示させると、ケンは何カ所かを指差していく。

「東にアイモール三好・イオンスタイル豊田、西にイオンモール大高、南にイオンモール岡崎、

北にイオンモール長久手と、四方を強豪イオンモール勢に囲まれている。

最難敵は、4kmの距離へ2017年11月に出店したアリオブランド旗艦店・プライムツリー赤池。

名古屋市内には同じららぽーとの、名古屋みなとアクルスが2018年9月にオープンしたばかり。

アピタ系のヒルズウォーク徳重ガーデンズだって西に6kmだ」

ららぽーと東郷オープン写真
周囲をぐるりと強豪相手に固められた死地にオープンする、ららぽーと東郷

分かっていたけど。

そう、分かってはいたけど、すごい後発のショッピングモールね、ららぽーと東郷って。

ライバル各社の強力なショッピングモール包囲網の真っ只中に、新しく陣を構えるってことか。

先行者利益がまるで見込めなくとも、

最新スタイルにアップデートして乗り込むことで、利益を獲得する確証があるということなのか。

はたまた、ららぽーと東郷単体の利益だけを考えているのではなく、

名古屋みなとアクルスも合わせた2店舗で収支を計画しているのだろうか。

イオングループが多くのシェアを取っている東海地方に、

ららぽーとの運営会社・三井不動産が商業施設を展開させようと虎視淡々と狙う中、

ある意味、利益度外視の新規参入のプロジェクトなのだろうか。

更に問題提起するのなら、ららぽーと東郷がオープンした後も、

東海地方では複数案件の大型商業施設が新設開業する予定になっている。

特筆すべきは、まだまだイオンモールの攻勢が続くということ。

それも、特徴ある旗艦店クラスをオープンさせる計画なのだから、

ららぽーと東郷とのお客様争奪戦は激しいものになっていく予感がする。

数年先の商業施設オープン計画

2021年以降 オープン予定イオンモール土岐岐阜県土岐市
2021年秋 オープン予定イオンモール則武新町名古屋駅近く
数年以内イオンモール豊川愛知県豊川市
数年以内アウトレット岡崎本宿
(三井不動産系列)
岡崎市本宿地区

ケンが言う勝算をららぽーとがどう考えているのか、

素人の私にはなかなか思いつかなかった。

見切り発車でオープンするららぽーと東郷ではないのでしょう。

信じていても、未来の明るい集客プランが私には見えてこない。

ららぽーと東郷工事写真
ららぽーと東郷オープン前の2019年8月、建設工事中の写真

「敷地面積 89,000m2 は十分広いとは言え、

びっくりするぐらいの巨大な土地を確保したわけではない」

目を閉じて、口ずさみ出したケン。

東郷町民の雇用・消費・楽しみに貢献しなくてはいけないという足枷もある」

うっ、なんか大変。責任は商売だけじゃないの?

「人口5万人の東郷町の内需だけでは全く無理。

名古屋市を中心に訪問客を外部から取り込もうにも、キッザニア名古屋という切り札は、

ららぽーと名古屋みなとアクルスに2020年以降に入ることが決まっている」

ちょっとわたし、頭痛くなってきたかも。不利な材料。

駐車場足りるかな? ライバル商業施設が周辺に点在してるから集中しない?

駐車場台数店舗数
ららぽーと東郷3,900台230店舗
ららぽーと名古屋アクルス3,000台217店舗
ららぽーと沼津3,600台214店舗
赤池プライムツリー2,900台180店舗
mozoワンダランド(イオンモール)5,140台230店舗

 

「言ったろう? 勝算が整った時にららぽーと東郷はオープンするんだよ!」

あれ、ケン? これまでの文脈のどこにそんな強気があったの?

 

「よくぞ、ららぽーとを選んでくださいました、東郷町さん。

自社でスーパーマーケットと衣料品・日用品を販売しないららぽーとは、
収益率の面で期待できる

おや? なんか風向き変わってきたぞ。

 

ライバルとの差別化、何かに特化すること、それができる強みを持つ商業施設がららぽーと東郷!」

なんだか、わたしは両手に旗を持ち、振りたい気分になってきた!

 

「常識を捨てる!何かで突き抜ける!商売ならば収益が出る部門だけに集中する!

きゃー、ららぽーと東郷さま!

 

ららぽーと東郷写真オープン
混乱しているようで、混乱していないのが、ららぽーと東郷

 

「ららぽーと東郷って、大家さんなんだ!

箱を作り客を誘致した後、ららぽーと内の各店舗から貰うテナント料で、商業的成功は間違いなし!」

えっ? なんか地味なこと言ってる。今度はテンションだだ下がり。。。

 

「だから安定的な賃料を貰えそうな優良小売店舗と合意できた時が、ららぽーと東郷オープンの時」

おえっ、まるで夢のない話にすり替わっている。

 

「ららぽーとが自社で優れた物を作って売るビジネスモデルではないから、

スターバックスやユニクロに代表される人気小売店を、

ららぽーと東郷内にいかに誘致できるかどうかでららぽーと東郷の価値が固まっていく」

そういうこと? テナントビジネスだから、オープン前に勝ち負けが見えそうってことね。

 

イオンユニー
(アピタ)
三井不動産
(ららぽーと)
セブン&アイ
(イトーヨーカドー)
総合スーパー事業
(スーパー、衣料品)
の利益率
ほぼ0%ほぼ0%そもそも やってないほぼ0%
全社での稼ぎ頭金融 不動産コンビニ不動産コンビニ

ららぽーとブランドは三井不動産が運営(2018年度のデータ抜粋)

純利益
 ららぽーと単体ではなく
 三井不動産の会社全体ね
1,680億円(ビル/住宅等不動産が大半)

 →経営の幅が広い優良会社!
  イオングループは236億円
商業施設での売り上げ比率ららぽーと  54%
アウトレット 27%

 →主力はららぽーと!

 

ららぽーとの強み

企業リソーセスを、稼ぎ頭である商業施設の賃貸事業に集中できる!
 
利益を生まないスーパーマーケット事業に、ヒト・モノ・カネを裂かれない!

 

「ららぽーとの方が、イオンモールよりマイナーな商業施設だ、なんて言うのはそもそも素人だね!」

はいはい、分かったよ。

 

「三井不動産の総合力は抜群。ららぽーと と対峙したら、どんな商業施設だって無力なもの」

数字で語れば、ケン様のおっしゃる通り。

 

勝てる要素を積み上げた時。そこに勝敗のキーがあるのさ

そう言ってケンは独唱を終えた。

どうやら、ケンの頭の中では、ららぽーと東郷の成功が鮮明になっているよう。

 

言っていることの半分ぐらいは意味が分からなかったし、面白くもなかったけど、

これは、ららぽーと東郷のオープンを呼び込む明るい歌だったよね。

お願い、せめてそう言ってよ、ケン!

 


 

なるほど、ららぽーと東郷の誘致背景が分かるにつれ、その企画力に脱帽。

 【背景】
・東郷町内に楽しい施設がなく、住民は町外で学び、働き、買い物する
・東郷町は平和な郊外住宅地だが、住宅地のみとして機能

【問題】
・このままでは魅力的な商業施設がある近隣市に人口が移っていき、東郷町は先細りに

【対策】
・目玉になる商業施設と、最新の住宅街を創り、東郷町内に人を誘致する

ららぽーと東郷は町の都市企画セクションの発案と思われるものの、

この東郷町セントラル計画が予定地の地権者たちにより発起人会を立ち上げられたところに注目。

平和な町の雰囲気を維持したいだけなら、都市計画に反対するのが常道なのに、

あえてその逆、土地所有者からの積極的な企画という形を取っているところに、本気さを感じ取る。

lalaporttogo.jpg

実際、東郷町付近の商業施設の充実ぶりには目を見張るものがある。

みよし市のアイモール三好、日進市赤池の赤池アリオ、長久手市のイオンモール長久手、

名古屋市緑区にはイオンモール大高とヒルズウォーク徳重、岡崎市のイオンモール岡崎。

愛知県内はメガサイズのイオンモールが林立し、小規模のショッピングセンターでは太刀打ちできない。

ところがららぽーと東郷は、それらのライバルモールとは一線を引いた独自性を打ち出している。

①敷地面積95,000m2と、メガモール級の広さを確保!

②周辺がイオンモールばかりだから、あえて差別化を図り、ららぽーと東郷を誘致!

この2点だけで勝算のある仕掛けができているのがららぽーと東郷。

モノ珍しさで、ららぽーと東郷には町外からの来訪者が続々と。

これほど大きな商業施設ならば、地元からの新規雇用が数百人は見込まれる。

日々の買い物だって、もう近郊まで車で出ていく必要はなくなり、東郷町内で消費かつ満足できる。

外需を稼ぎ、内需を拡大する、ららぽーと東郷が東郷町へ落とすお金・経済効果は莫大

そんな東郷町だから、住み着きたくなる人も増えるだろう。

隣接する土地にはスマートハウスという近代的な計画に沿った住宅街を予定しているのだし。

lalaport-togo2.jpg

トータルすると立派な都市計画だよ、ららぽーと東郷。

心配なのは交通量の集中、近辺の道路渋滞をどうさばくか、そこが勝負ドコロ。

買い物客たちの騒音が夜まで残るのも気になるだろう。

東郷町自体は住宅街の意味合いが強いから、静けさは大事。

それから、立ち退きを交渉して決裂するだろう方々への対応のこともある。

課題はあれど、2020年秋オープンを発表しているららぽーと東郷だ、まだ時間はある。

僕はららぽーと東郷の躍進を心待ちにしているよ。


 

2019年3月1日の着工をニュースリリースくださった三井不動産さんに、感謝が止まらない。

「ららぽーと東郷」の名前かと信じ込んでいたが、
(仮称)ららぽーと愛知東郷町 という表記にニュースリリースがなっていたことは気になる。

気になるが、そんなのは興味の本筋ではなかったね。

ららぽーと愛知東郷町ららぽーと名古屋みなとアクルス
着工2019年3月1日2017年4月1日
オープン2020年秋2018年9月28日
店舗数230220
敷地面積26,920坪25,150坪
駐車台数3,900台3,000台
建屋1-3階が店舗
4階が屋上駐車場
左に同じ

 

2020年秋というオープン予定は、2020年9月か10月に相違ないだろう。

そう空想していくと、2020年7月24日から8月9日まで開催される、

東京オリンピックの直後に

「感動をありがとう、東京オリンピックに続け、ららぽーと愛知東郷町!」

として オープンすることが自然で、効果的だ。

 

ららぽーと愛知東郷町

 

消費税10%への増税が2019年10月、と節目を探っていくと、

このららぽーと愛知東郷町のオープン予定は波風立たないというか、

安定的というか、まず順調に思えていた。

 

ところが2019年5月7日に、アメリカのトランプ政権が

中国に対する制裁関税を10%から25%に引き上げる方針を発表したことで、

潮目が変わってきたと私は感じた。

 

世界の超大国同士の経済戦争に、

いち民間企業であるららぽーと愛知東郷町がどう影響されちゃうの?

それは消費増税のことだ。

 

アメリカ・中国の関税争いは、リーマンショック級の世界経済危機につながるはず。

そうなれば、「リーマンショック級の出来事が起こらない限り」と菅義偉官房長官が

前置きした消費増税の2019年10月引き上げは、

まさかの事態によってこれで3回目の時期延期となるかもしれない。

 

せめて1年間は引き上げがあるだろうし、

そうなると2020年秋オープン予定のららぽーと愛知東郷町は、

消費税10%への増税実施と平行したオープンになるかもしれない。

 

それは印象が良くない。 ららぽーと愛知東郷町に何一つ非はないのだが、

増税直後の消費冷え込みという大事故をモロ被りするのを避けようと、

ららぽーと愛知東郷町のオープン予定時期を

後ろずらししようとする動きになるかもしれない。

 

2019年6月1日米中の関税が10%から25%に引き上げへ
2019年夏世界経済不安から、消費増税引き上げ延期
2019年秋「消費増税引き上げ延期の信を問う」として衆参ダブル選挙
安倍晋三首相の自民党総裁任期は2021年9月までなので
選挙に勝って改憲するラストチャンス
そのための人気取りとして消費税10%への増税延期?
2020年7月24日
~8月9日
東京オリンピックで日本が盛り上がる
その直後消費税10%への増税実施?
改憲実施?
???そんなタイミングで、ららぽーと愛知東郷町のオープン?

 

いらぬ心配だと、どなたか私のもやもやを笑い飛ばして欲しい。

政治や政局は、企業の経済活動とは無縁だと信じる強い心が欲しい。

 

でも私は安心できないだろうな、

ららぽーと愛知東郷町がオープンを迎えるその日が来るまで。

 







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