コストコ和歌山市オープン?南大阪商圏と競合する県の北域

コストコは1県に1つオープンする、と思い込んだら止まらなくなった。

ただの妄想物語なのだ、コストコ和歌山市オープンというタイトルは。

ちょっとだけビジネス観点を入れて、数字と地理で検証すると、なんだかコストコ和歌山市の誘致実現性は遠のく。

結論から言えば、大阪府の南部・りんくう地区と和泉市に主導権を持っていかれている以上、コストコ和歌山市の開業は夢だと。

和歌山市人口35万人
和歌山県人口91万人

関西2府5県のなかでも、和歌山県だけが県人口100万人未満。

3強である大阪府・兵庫県・京都府には勝てないとして、その次をどの県が追随するか?

が焦点になる関西チキチキレースで、やはり和歌山県は圧倒的に不利な土壌。

人口数コストコ店舗数コストコの場所
大阪府 882万人尼崎、和泉
兵庫県 544万人神戸
京都府 254万人八幡
三重県 178万人-
滋賀県 141万人-
奈良県 132万人-
和歌山県 91万人-

伊勢神宮の三重県、琵琶湖の滋賀県、大仏様の奈良県、で、和歌山県は?

高野山は奈良文化の一部だと誰も思っているし、みかんと梅干しだけでは。

和歌山県は大阪府の属国ね、関空やりんくう地区を南に延長した避密地・和歌山。

まぁそんな地域競争を一発逆転できるかもしれないのがコストコ和歌山。

図の通り、あの三重・滋賀・奈良にもコストコはない。

あらーレベルは一緒なのね、とちょっと安心したくもなる関西のコストコ事情。

コストコ和歌山市オープン

和歌山駅前の商店街とデパートが衰退・空洞化し、代わりにイオンモール和歌山が進出したのが2014年3月のこと。

既存のスーパーセンターオークワ パームシティ和歌山店と並び、和歌山市の北部に陣取ったショッピングセンター。

紀ノ川の北にあり、更に山を北へ越えたらすぐ大阪府に入る位置に、和歌山市を代表する商業施設は固まっている。

場所にも意味はあって、和歌山県民が大阪府で消費するのを防ぐ北の防波堤。

それから、りんくう地区にも飽きた大阪府民を南国に呼び込む撒き餌。

さて、そんな和歌山市の北部にコストコ和歌山はオープンするのだろうか?

分かり切ったことではあるが、下記の問題が見えてきた。

和歌山市から、既存のコストコ和泉(大阪府和泉市)まで45km(車で45分)→距離が近過ぎて、コストコ和歌山の意味が弱い

詰まるところ、この1点に尽きる。

コストコ和泉の地域戦略は「大阪南部をごっそり取り込む。属国である和歌山県の需要も総取りだ!」であろう。

すると、コストコ和歌山市のオープンとか言って、妄想を積み重ねている私のような愚か者は、もう最初から手を封じられた弱者。

 

別にいいさ、和歌山県内にコストコがあろうがなかろうが、

コストコ和泉なら車で1時間程度のドライブ、ついでにららぽーと和泉で遊んでこれば良いし。

こうして僕のコストコ和歌山市オープンは、波にさらわれる白浜のように美しく消えていった。

「コストコ和歌山県」動画を、YouTubeにあげました!


<コストコ和泉は大阪商圏の南の守り神 2014年オープンのコストコ>

大阪包囲網の完成、コストコ和泉が最後の築城だ。

大阪・京都・神戸の関西商圏にチェックメイト、コストコジャパンはやり遂げてくれた。

2014年6月1日にオープンしたコストコ和泉は、南の守り神だ。

東をコストコ京都八幡が、西をコストコ神戸が、北は山が連なるから尼崎が兼ねる。

オープンを迎えるコストコ和泉は南大阪・南奈良・和歌山のコストコニーズを掌握する。

これ以上南に、東に、コストコを造るか?

いいえ、ビジネスニーズで考えれば、南も東も可能性がなく、コストコ和泉は関西の南限

関西国際空港と大阪中心部の高速道路網を邪魔せず、阪和自動車道の岸和田和泉ICを出入口に。

交通集中にも配慮するいつものコストコ手法で、コストコ和泉はオープンする。

2014年秋オープンのららぽーと和泉と隣接することで、コストコ和泉の魅力はウナギのぼり。

岸和田・和泉もショッピングの分野では無名だったが、これで一気に主役・本命に躍り出た。

コストコに東西南の大阪包囲網を完成させてしまうほど、コストコ商品は関西圏の人たちのハートをキャッチ。

物珍しく・シンプルで・多いから安い、このビジネスストラテジーは万能で普遍だ。

コストコ和泉は大阪商圏の南の守り神


<コストコ和泉 ららぽーと和泉 隣接地にオープンして相乗効果を>

コストコ和泉は西の横綱、ららぽーと和泉との最強タッグ。

東の横綱は新幕張のイオン+コストコと、新三郷のららぽーと+コストコで二強だが、

西の横綱・和泉のららぽーと+コストコ和泉には、ライバルはいない。

りんくうのアウトレット+イオン? それとも甲子園+ららぽーと+イトーヨカドー?

いえいえ、新しさと話題性の上では、ららぽーと和泉+コストコ和泉が抜群だ。

勝手なイメージでは、派手な場所(大阪/神戸市内とか関空とか甲子園とか)にショッピングモールを

盛り込んでくるのが良しとされた関西マーケットで、いよいよ郊外ブームが到来か。

大阪のベッドタウン・都会田舎の代表格として、南大阪の和泉市は郊外ならではの魅力を牽引する。

海に接しておらず、山と丘のイメージのある和泉市、コストコ&ららぽーと招致で一発逆転ね。

都会の喧騒からは一歩離れて、でも通勤圏内でもあり、それでいて週末は豊かな自然を楽しむ

それから買い物はコストコ和泉とららぽーと和泉、関空のりんくう・岸和田だんじり祭りも近い。

コストコ和泉のお客様となる人たちは明確だ、大阪と奈良のそれぞれ南の人たちと和歌山。

唯一ライバルとなるショッピングセンターはりんくうのアウトレットとイオンか。

人口超密集地の尼崎や神戸からすると、やや平和に見えるから、大阪中心部からも南下するだろう。

安泰の土地だね、コストコ和泉。

最強のロケーションに、パートナーも最強のららぽーと和泉、これは牙城を崩すのが不可能だ。

やはり盤石な西の横綱・コストコ和泉、長く安心なショッピング王者ぶりを期待しているよ。


コストコ和泉が渋滞緩和に本気だということは、そのオープン時期で分かる。

阪和自動車道の岸和田和泉ICからすぐ、コストコ和泉のオープンは2014年6月1日だ。

一方、隣接するららぽーと和泉は2014年秋のオープン、コストコ和泉が数か月先にできている

この数か月という時間が、僕の言うコストコ和泉の渋滞緩和の本気策なのだよ、君!

コストコは数あれど、今までの経験上、オープンから半年もすれば物珍しさでやってくる人も一巡。

ようやく平穏モードに水平飛行しつつある時期に、隣のららぽーとがオープンする。

これがもっと期間を短くして2つが同時オープンしたときの道路の渋滞ぶりを考えると恐ろしい

そもそも高速道路のインターチェンジに直結(正確には数百メートルは離れているけど)させることで、

コストコ駐車場への出入りに車を道路上待機させることなく管理できるのは見事な技

最近できたコストコ中部空港倉庫店とか、オープン予定のコストコ岐阜羽島倉庫店が好事例。

他に激しい人気スポットのない高速ICを選んで、渋滞分散と低コストを実現するのはいかにもコストコらしい手法

関西国際空港への主要高速道路ではなく、阪和自動車道を選ぶ。

まるで岸和田和泉ICがロンリーな場所だと馬鹿にするような書き方になってしまったのはゴメンナサイ。

言いたいのは、低価格と車渋滞軽減を両立させようとするコストコ和泉のアイディアが好きということ。

分かってくれるかな、コストコ京都八幡オープン時にできた悪夢のような渋滞はコストコ和泉では起きないはず。

コストコの渋滞回避のテクニックは著しく向上しているから、だからって渋滞ゼロは有り得ないけど。

  • この記事を書いた人

コストコ愛 強め

本場アメリカのコストコに衝撃を受けた19歳以来、ずっとコストコファン!
あなたの町の近くにもCOSTCOオープンすると良いですね〜