だって、金沢市近くにコストコができたのは当然として、
あの富山市にもコストコがオープンしたんだよ、それなら福井市にもCOSTCOができて不思議はない。
金沢1つだけなら諦めもつくが、2つ目が富山にあるなら、3つ目も福井に開業してもミステリーとは思われないのでしょう。
コストコ同士の距離缶なら程良く離れている。
これなら商圏と商圏の中間点として、福井市は地理上の有利があるのではないかな。
福井市 → 野々市コストコ(金沢) | 80km |
福井市 → 射水コストコ(富山) | 140km |
福井市 → 京都八幡コストコ | 200km |
ところが人口数で見ると、かなりのマイナスポイントが課せられる福井市&福井県。
これはまずいよ、隣の県たちと比較して圧倒的マイナーな福井。
福井市 | 26万人 | 福井県 | 76万人 |
金沢市 | 46万人 | 石川県 | 113万人 |
富山市 | 41万人 | 富山県 | 103万人 |
大津市 | 34万人 | 滋賀県 | 141万人 |
新潟市 | 79万人 | 新潟県 | 220万人 |
富山市とも大きな差がついている福井市に、本当にコストコがオープンするのか心配になってきた。
いくら福井市郊外には、かの有名な永平寺や朝倉一乗谷があっても、所詮はマイナー観光スポットなのか、福井県は。
お先真っ暗なのは、その滋賀県にさえコストコがまだオープンしていないということ。
県民人口であれば石川県よりも多いし、西隣は京都府なのに、滋賀県コストコだってまだ展開できていないのは何故?
きっと都会ならではの土地問題や環境問題と割り切っていても、滋賀県を超える何かが福井県にあるとは思えない。。。
それよりも、北陸の真の王者と呼ばれる新潟県のことだよね。
恐るべき人口数を誇る新潟市と新潟県だが、理解不能だが、意味不明だが、
これを書いている2020年9月時点、まだコストコ新潟は世に生まれていないのだ。
滋賀・新潟を差し置いて、北陸地方第3のコストコが、福井市にオープンするとは思えないのだよ。
私はそんなに楽天家じゃない、なんとかなるさの明るい精神を持ち合わせてはいない。
順序としては、至急が新潟、余裕はないのが滋賀、三の次・四の次ぐらいが福井県コストコだろう。
滋賀県コストコがもしも頓挫した場合、福井県の滋賀よりの都市・敦賀市あたりにコストコ福井が計画されないかな。
福井と書いているが、越前国でも若狭国でもどちらでも良いよ、コストコの看板さえ世に出てくれれば。
だが、敦賀市の人口は6万人、福井県内では割と名の通った市なのにな。
こうしてコストコ福井市がオープンする兆しは見えなかった、あぁ。
永平寺っていう名前をどこで聞いたのか、お寺好きの僕、北陸随一の寺を訪れない理由がない。
いつ行こう、いつ行こうと楽しみにしていたが、ようやく訪れる光栄に拝することができた。
途中のサービスエリアで買った福井名物「でっち羊羹」をカバンに入れて、永平寺を拝観。
修行僧のお寺だと聞くから、そこにどんな日本の美があるのか、探しながらの永平寺散策。
拝観コースに入って最初の天井絵にいきなりびっくり。なんだ、このアート。
天井を飾る考え方は、ヨーロッパの寺院でもたくさん見受けられるけど、
この日本式アートでも永平寺の手の込み方は素晴らしく、ついつい多くシャッターを切ってしまう。
本堂周辺を歩く、坐禅を組んでいる修行僧もいたから、あまり足音たてずに厳かに。
木造建築の質素な美を際立たせているのは、修行僧たちが修行の一環という雑巾の床拭き。
床の隅々まで、普通なら目を向けない木盤の裏にまで、掃除が行き届いている。
無駄に見えて、決して無駄ではない修行なのでしょう。
物質をキレイにして、心をキレイにする。昔はその意味が分からなかった。
年を重ねると生活がシンプルになる、と先輩に言われたことがある。
シンプルな生活で欲しくなってくるのは、偽りのない、裏切らないもの。
この永平寺の掃除の行き届いた環境は、修行による立派なアートだ。
苔の美しさは修行僧たちの努力で勝ち得たもの、紅葉は自然が与えてくれるもの。
冬の深い雪、春の桜、それすら修行僧たちの念じる力が招くものなのだろうか。
永平寺の場所を考えれば、ここって究極。
周りに何の娯楽もない深い山奥で、街は遠いし、冬は大雪、夏は灼熱。
そんな場所で毎日を修業に明け暮れていると、どんな想いにたどりつくものなのだろうか。
欲望を排除できて、愛や心の穏やかさを手に入れられる?
それを手に入れたとして、それをどこで誰にどうやって活かす?
そう考えても、俗人の僕では答えが見つかるはずもない。
日本の美を探しに来た僕には、十分伝わってきた永平寺の日本の美。
日々を美しいものに囲まれて過ごす人たちがいること、頭の中のどこかに留めておこう。
福井県の永平寺、ここは今も修行僧たちが暮らす場所
東尋坊の夕陽写真
永平寺や朝倉氏一乗谷遺跡を見たあと、ちょうど夕方前の時間帯だったので、尋坊の夕陽を見に車を走らせる。
秋の夕陽は落ちるのが早く、5時前に着いたらもう薄い夕闇がかかり始めていた。
2時間刑事ドラマの定番、東尋坊の崖は想像以上に切り立っている。
断崖絶壁という言葉がぴったり。
なんだか日本海と聞いただけでそれに恐怖や冷たさというものが加わる気がするのは、僕の育った海が太平洋だからか。
次第に夕陽が消えて行き、この日に水平線を覆っていた遠くの雲の向こうから、眩しい光がもれてくる。
シャッターを切っていてもさすがは一眼レフ、多少の薄暗さでもばっちり画像に残してくれるじゃないか。
日本の夕陽百選に入っているそうで、予想通りの美しい夕陽だよ。
十代の頃に新潟か秋田で見た日本海の夕陽の美しさが、まだ僕の脳裏に焼き付いている。
だから日本海の夕陽と想像して、僕は東尋坊に来てしまった。
今日は雲が残っていて、光眩しい夕陽にはなりませんでした。
それでも風もなく寒くない天候だし、まずまずの夕陽アートだったよ。
福井の東尋坊、岩と崖のアートを鑑賞させていただきました。
一乗谷朝倉家の写真
日本史、特に安土桃山の戦国時代が大好き。
福井県でイメージしていたのは、あの朝倉家がいた越前を旅できるのか、ということ。
朝倉家の遺跡を復元した場所があると聞いて、たまらずに車を向けてしまった。
山と山の間、一帯を見渡すことができる場所、きれいな川が流れ、山は高く、平地は長く広い。
豊かな自然に恵まれた場所、朝倉家が本城を構えた一乗谷。
江戸時代に再建されたという唐門が残っていた。
小川に橋が掛かり、緑豊かな場所の前に立つ立派な門。
当時の町並みを復元した散策路もあって、朝倉家の城下町に来たような感じ。
とびっきりの美しいものはなかったけど、朝倉家に想いを馳せた時間。
織田信長に焼き打ちされ、跡形もなく滅びた朝倉家と一乗谷。
何だか帰ったら「信長の野望」で、朝倉家でプレイして織田信長を撃破したくなった。