コストコ福島県、いわき・郡山・福島・会津若松市オープン?

福島県は田舎には違いないが、県民の総人口数だけを見れば(東北大震災前のね)東北地方でも経済規模が大きい地域。

 

なのに、どうしてコストコ福島がオープンしないのか?という率直な疑問には、明確な壁が立ちはだかっていて、

宮城県の仙台市のごとき、圧倒的なフロントマンがいないのだ、福島県には。

 

県民総人口数コストコ
宮城県229万人○ある
福島県182万人×ない
青森県123万人×ない
岩手県121万人×ない
山形県106万人○ある
秋田県 95万人×ない

そうだよ、福島県は東北6県のうち、堂々たる2位を張る規模の大きな県。

ここまでは良いのだが、ブレイクダウンして都市ごとの人口を見ると、福島の特色が見えてくる。

人口
仙台市宮城県109万人
いわき市福島県 35万人
郡山市福島県 33万人
秋田市秋田県 31万人
盛岡市岩手県 29万人
青森市青森県 27万人
山形県山形県 24万人

やったー、福島には2位のいわき市・3位の郡山市があるから、コストコ福島の誘致成功も時間の問題でしょう!

などと楽観視するのは見当違いというもの。

仙台市のように、宮城県民229万人中の仙台市109万人という、

47%もの人口集中がないことが、逆にコストコ福島のオープンを遮っている。

福島県コストコオープン

なぜなら、コストコジャパンが新規倉庫店オープンに際して欲しい確約が、「10km以内に50万人人口」なのだ。

分散した中都市群(福島県)よりも、一点集中した大都市一強(宮城県)の方がコストコには商算がある、それだけのことだ。

会津
(福島県西部)
中通り
(福島県中部)
浜通り
(福島県東部)
人口25万人人口113万人人口45万人
代表都市
会津若松市(11万人)
代表都市
郡山市(33万人)
福島市(28万人)
代表都市
いわき市(35万人)

大きく3つ(会津・中通り・浜通り)に分けられる福島県の構造。

福島県最大都市・いわき市のある浜通り(海沿い)の人口数が最大ではない。

東北新幹線の通る内陸部・中通りに人口が集中しているものの、一強でずば抜けて人口の多い都市はない。

良くも悪くも分散して住んでいる福島県人口事情では、コストコ福島はオープンしにくいのだ。

そして全国でも3位の総面積・広さが、コストコ買い物客たちの移動の障害ともなっている。

つまりは、コストコ福島県のオープンは、望みが薄いということ。

この福島県独自事情を裏返すだけの何かがないと、福島にコストコは来ない。

東日本大震災・福島第一原子力発電所事故のことを言っているのではなく、

それ以前に、群雄割拠する福島県主要都市のどこにコストコ福島を置くか、それは難題中の難題なんだ。

「いわき市コストコ福島県」動画を、YouTubeにあげました!

 

  • この記事を書いた人

コストコ愛 強め

本場アメリカのコストコに衝撃を受けた19歳以来、ずっとコストコファン!
あなたの町の近くにもCOSTCOオープンすると良いですね〜