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小説

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満開の桃の花と、それぞれの道「愛日常」 7話

2004/2/1  

四月最初の土曜日。今年は気温も順調に上がってきていて、山梨の桃は見頃を迎えているらしい。僕たちは歓迎されていると思った。前倒しで仕事をしたから昨日は早く帰れたし、充分に睡眠を取っておいた。目が覚めると ...

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桃の木の病気・胴枯病とタンソ病 「愛日常」6話

2004/2/1  

 翌週。親に聞いた甲府の植物店に直行した。色んな草花が売っている大きな店らしい。店員さんにみんなで相談してみる。初春から初夏ぐらいにかけて咲く花で、今から植えておいても大丈夫なもの。しかも屋外で育つも ...

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音楽に後悔させられる、人間の不条理 「愛日常」5話

2004/2/1  

その次の土曜日、美夜子はちゃんと来た。四季から「大丈夫?どうだったの?」と聞かれてもあまり答えようとはせず、「大丈夫」とか「平気」とか無難な言葉を言うだけだ。 彼女に演技はできないだろうから、あれから ...

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桃畑で雑草取りと水路作り 「愛日常」4話

2004/2/1  

それから僕の毎日に張り合いができた。いつもは上の空の月曜日。変われば変わるもので、月曜の朝さえも新鮮に感じる。 通勤の途中で勝手な想像をしてみる。造園の知識はなくても、想像の中ではいつも色とりどりの草 ...

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山梨御坂の桃園、桃の木を再生 「愛日常」3話

2004/2/1  

次の朝になると僕はまた後悔した。昨夜も熱かったかなぁ。みんな乗り気だったようだけど、あれはみんなの手前だったからで、来ない人がいても不思議じゃない。美夜子が来ないと言ったら四季も来ないだろうし、慶も本 ...

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拝島のバー、若者の悩み 「愛日常」2話

2004/2/1  

午後十一時。Barは賑わっていた。酔客の中に昭と慶の姿もある。十二時まで待ってみようと言い出したのが昭で、それを一時まで延ばそうと言ったのが慶だ。そのくせ、あまり待っている素振りはない。飲みながらただ ...

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小説「愛日常」1話 フルムーンサイクリング〜本物のアイディア

2004/2/1  

——それはアイディアだよ。本物のアイディアだよ。  頭から離れなくなってしまった。フルムーンサイクリング。満月の夜、白砂の砂漠がバイシクリストだけに開放されるらしい。  砂漠が白砂。とても想像できない ...

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エピローグ 小説「見習い芸術家の冒険」

1996/9/22  

~エピローグ~   最後のページを読み終えると、私は静かに手帳を閉じた。 ――瞼を閉じれば思い出す、あの暑い夏の冒険旅行。この手帳には当時の感動がぎっしりと詰まっている。   だが不思議なことに、何度 ...




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