蓮華寺の写真、青もみじ撮影スポット・京都洛北の新緑名所

投稿日:2020年7月16日 更新日:



正直、蓮華寺との出会いは瑠璃光院を訪れる前の時間調整としてだった。

瑠璃光院って10時からなの?

でも朝一番に行きたいし、ちょっと時間が勿体ないから周辺に何かないかな?

そんな不純な動機での検索に出てきた蓮華寺(れんげじ)は、洛北の青もみじ名所だとある。

蓮華寺青もみじ写真京都

瑠璃光院と被るけど、それは問題ではない。

京都のお寺は、それはそれは周囲との厳しい美競争によって、

どこも個性があって素晴らしい存在感を放っているところばかり。

きっと蓮華寺も僕を驚かせてくれるさ、

そんな身勝手なきっかけで朝9時前に、山門の前で待ち構えていた。

蓮華寺青もみじ写真京都

コロナ影響終わらぬ間の、平日それも天気予報は雨だったが実際は曇り。

新緑青もみじリフレクション写真撮影目的の僕には絶妙な状況だった。

蓮華寺青もみじ写真京都

平日9時の蓮華寺参拝者は僕しかおらず、¥400を払って書院へ進む。

誰も来ないうちにメインの写真を撮り終えてしまおう、

と焦っていた僕は愚かで、結局1時間ばかり貸し切り状態。

蓮華寺青もみじ写真京都

午前中の陽の光は、池方面に降り注いでいたから、池とは反対方向の苔庭を中心に撮影。

何が素晴らしいって、和室の雰囲気に、赤い敷物(コロナ対策のソーシャルディスタンス用かな)、柱のフレームの間から見える、緑色の庭園風景。

新緑のテカリを取り除くためにC-PLフィルターはもちろん持ってきた。

朝とは言え、和室は暗いのでISOを上げつつ、広角レンズ28mm単焦点の画角が場にピタリと合っていた。

蓮華寺青もみじ写真京都

雨のはずが意外にも曇りを通り越して陽が出てきたのは困った。

青もみじに強い光が当たってしまって、明暗差が生まれてしまうのは写真として美しくないから。

むしろ完全土砂降りの雨を期待していたが、自然には注文できません。

蓮華寺青もみじ写真京都

ああでもない、こうでもないと角度を変えて撮り続ける僕は無心になっていた。

他の雑念が消えて、覗くファインダー越しの景色しか頭に入ってこない。

カメラマン目線で言うと、この感覚が得難い到達点で、きっとお坊さんが仏様の前で集中するとき、

念仏を唱えて無の境地になるとき、それに近いものだと思っている。

蓮華寺青もみじ写真京都

書院内で撮り終えると、庭園から本堂・鐘楼堂へと歩いていく。

1,662年に再興された蓮華寺、多くが当時のまま現在も維持されている。

歩けばすぐに回りきれてしまう規模なのだが、これが加賀前田家の家臣・今枝家が個人目的で再建したお寺というのだから、

目的は祖父の菩提のためというが、文化・芸術のためと信じたくなる。

蓮華寺青もみじ写真京都

本堂の釈迦如来像は立派、一帯の苔の育て具合も素晴らしい。

やはり個人目的だとはとても思えない、よくぞ残してくれたものだ。

本堂から振り返る書院・池の眺めも素敵だったな。

蓮華寺青もみじ写真京都

モノはシンプルなのに、1つ1つが手の込んだ作品で、しかしアピールし合うこともなく調和が取れている。

質素・簡素って感じだけど、いいや、整備のための工数とお金は莫大にかかっているはず。

100枚ぐらい写真を撮り続けた、京都洛北の蓮華寺。

これが外国人観光客が来る時であったとしても、他のお寺と比べれば静かに拝観できる場所で、

5月6月は青もみじ、11月12月は紅葉の名所であることは間違いない。

またひとつ京都の名刹・写真撮影スポットを知った、そんな京都洛北の蓮華寺でした。







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