「世の中には2種類の人しかいない。高い所を怖がる人と、怖がらない人だ」
と、名言を吐いているかのようにスタートしたこの記事ですが、
カナダ・トロントのCNタワーの旅行日記です。
「元・世界で一番高いタワー」こと、CNタワー、高さ533mだとか。
僕は怖かった、グラスフロアと呼ばれる足元透明の342mの展望台(の一部)。
拡大すると↑のようになる、僕にはこのスケルトン部分に身体全部を預けることができなかった。
ほんの1秒なら重心を置けたけど、周りのみんなのように寝転んだり、ジャンプしたりはムリムリ。
グラスフロアの1階上、346mの屋内部分から下を見るとこうなる↑、度胸試しのようにみんなが宙を歩いている。
天保山観覧車でも怖かった、足元透明は恐怖体験過ぎる。
僕が高いところを怖がるのはアレだ、高い所から落ちる夢を数か月毎にみること。
きっと僕は今の自分から滑落することを恐れている、そんな立派な物を築いてきた自負もないのに。
屋内展望台から水平方向、もしくは斜め下にみる景色には怖さは感じない、真下だけ、真下だけが僕を慄かせる。
バージカリファでも同じだった、僕が恐れるのは真下だけ。
トロント市内の高層ビル、それは夜景撮影したかったけど、ナイアガラの滝からデトロイトへ移動する旅、時間帯が合わず。
CNタワーの足元は観光地そのもの、水族館もあって、みんなが楽しそうに。
あの一際高くそびえ立つのがCNタワー、僕の全重心を1秒だけ空中に浮かせてくれた、まか不思議な電波塔。
トロント・チャイナタウンの飲茶なら Rol San Restaurant(龍笙棧)
引かれた線を超えれば、超えた前と状況が異なることに不思議はない、線ってそういうものだ。
それでもね、アメリカからカナダへ陸路入国して、トロントに入った途端に明らかに変わった人種比率に目をむく。
トロントは移民の街、なんとも色が豊かに。だから、チャイナタウンが異様に発達していても納得なのだ。
スパダイナ・アベニュー辺りのチャイナタウンの様子ときたら・・・中華圏の暮らしそのもの。
その中で、飲茶をいただいた Rol San Restaurant (龍笙棧) の本物ぶりが記憶に残った、ここに書かずにいられない。
このブロックに入ってきたら景色が変わる、歩く人たちが変わる、トロントが変身したようだ。
歩いていて安心するのは、アメリカでの欧米文化生活が長くなったからかな?
アジアの空気に落ち着く、僕はアジアンなのだと。
ともかく、Rol San Restaurant の飲茶の本物ぶりよ、なんて美味しかったことか、近所に欲しかったことか。
台湾で飲茶をした時を思い出す、それは贅沢な時間だった、ナイアガラの滝もCNタワーも記憶の彼方になる。
漢字のある街、そのくせアジア人だけではないトロントのチャイナタウン、不思議だ、不思議だ。
大都会トロントでお食事したいわ→和食じゃなくて中華でしょ→チャイナタウンで飲茶、Rol San Restaurant
そんな流れが自然ね、僕の常識をなんか破ってくれたトロントのチャイナタウン、本物ぶりに参った。