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直前割引ホテル、ホテル需要増・供給減で市場に定着

投稿日:2011年10月1日 更新日:




直前割引ホテル2.jpg

今思うと、直前割引ホテルが日本に定着したのは、東京のホテルラッシュが契機。

2008-2010の間に、東京都内には幾つのホテルがNEW OPENしただろう。

しかも4つ星・5つ星のラクジュアリーホテルばかり、

海外の有名ホテルブランドチェーンが一気に東京に進出してきたことは君の記憶にも残っているだろう。

それによって東京のホテル供給は本来の需要よりも多くなった

図らずに起きた、2008年秋からの世界的な経済不況が、

ホテル宿泊客の需要を冷え込ませ、ホテルの供給量過多となる事態を招いた。

さぁ、どうする、OPENしたてのブランドチェーンホテルたち。

彼らの答えは一様に同じで、既存のディスカウントレートを拡大し

新顧客を取り込むことにまっしぐらになった。

その代表的なディスカウントレートが、ホテル直前割引。

早期予約割引制度はあったけど、そんな早くから旅行計画を立てられる人ばかりではなく、

不況下では旅行者の絶対数が冷え込み、代わりに期待できるのは突発の出張者。

急に決まる出張者、旅行者をどう取り込むかが、ホテルの次の狙いとなって、

それには直前割引ホテルという新しいインパクトを出すことで、

宿泊客をより広く囲い込みできると、ホテルは知恵を付けた。

それは知恵っていうか、本当はホテルもそんな割引ばかりをしたくはなかったけど、

背に腹は抱えられない経済状況下で、渋々ではあるものの、

直前割引という新商品を提供することにしたのが本音

値下げ競争だと、結局は体力勝負になるから、

ホテル同士も横目で見合っては少しずつ、少しずつ直前割引を解禁していた。

「直前割引なら、○○ホテル」っていう明るいイメージは欲しいけど、

利益率の悪い直前割引予約で部屋が埋まるのも困る。

ただ、恐れるあまり直前割引の客が逃げて、空室になってはホテルの存続にも支障が出る。

ホテル側の苦悩を後押ししたのは、顧客からのリクエストだった。

「お宅のホテルは直前予約割引ないの?」

「直前予約があるなら泊まりますが」

「直前予約もないホテルは問題外」

一部だったそんな声が徐々に高まる中、いよいよホテルも腹を決め、

直前割引予約を前面に押し出すセールスを選択するところが出始めた。

結果として、直前割引ホテルの増加により、東京のホテル需要量は格段に向上し、

ホテルの供給量上限には届かないものの、多くのホテルが潤うことになった

それは同時に、宿泊客側も直前割引予約でホテルに泊まることができる

という利益を享受することになったのだから、両者万々歳と呼んでもよいのではないかな。

直前割引ホテル1.jpg

当日割引のホテルや宿を扱っている、旅行会社や旅行代理店を探しているのでしょう?

だったら見ていって、聞いていって。

当日割引に情熱を傾けた旅行会社や旅行代理店があったという物語だから。

その昔、当日割引のホテルを売りまくろうとした旅行会社があった。

この難しさはなかなか伝わらないだろうな。

宿泊業界の商品は、その日に売れ残ってしまったら水の泡となってしまうもの。

他の業界の商品のように、在庫を抱えることができないんだよ。

今日は宿泊客が半分しか埋まらなかったら、もう半分は空室になっちゃった。

でも明日は宿泊客で満室だから、今日の空室分を明日に回しちゃおう。

・・・ってことができないのは分かるね?

ホテルや宿のキャパシティは毎日一定で、それを増減させることはできない。

魚市場のマグロも賞味期限が限られていて、油断すると腐ってダメになってしまう。

だけど現代なら冷凍という手段によってマグロの在庫を抱えることができる。

宿泊商品はそうはいかないよ、いくら技術革新が起ころうとも、

今夜宿泊してくれなかったらお金は入ってこないし、不泊分を在庫として明日に回すことができない

そんな水モノ商品のホテルや宿の宿泊商品を取り扱うって、とっても難しいこと。

それに挑んだ旅行会社のチャレンジャーがいて、

彼らはインターネット上で当日割引のホテルだけを専門で販売しようとした。

結果は上手くいかなくて、あっという間にその事業から撤退したものの、

彼らが切り開いた当日割引の宿泊というジャンルは、旅行会社にインパクトを与えた。

そんな売り方があるのかって、そんな商品で宿泊者へ割引を還元しつつ、

水の泡と消えそうな直前の空室を客で埋めることができるのかって

それは旅行会社の目を覚ますような販売方法だった。

今ではどうだい、楽天トラベルなどの宿泊予約サイトで

当日の宿を予約しようとする際、直前割引料金が設定されていることがある。

当日割引専門で扱う旅行会社の難しさで、それだけの宿泊予約サイトはないけど、

通常の宿泊予約との複合型として、

当日割引の旅行会社や旅行代理店は継続しているじゃないか。

そうだな、この便利な当日割引の旅行会社とか旅行代理店の予約サイトを使わない手はないよ。

早く予約すればお得なレート、早期割引料金とか早割プランとか呼ばれるアレを英語では何て言う?

答えは「Early Bird Special Discount Rate」なのだが、どうして Bird 鳥 が使われるのか分からなかった。

- The early bird catches the worm - 直訳すれば「早起きの鳥は虫を捕まえられる」。

 

日本語で近いニュアンスは「早起きは三文の得」のことわざですが、三文は100円ぐらいの価値なんですよね。。。

早起きしても100円しかもらえないのなら、私はむしろ遅起きすることでしょう。

 

「先駆者利益」だと大袈裟なので、意訳としては「早い者勝ち」といったところ。

ホテルで言うところのEarly Birdは、これすなわち早割のこと。

 

話は逸れるが、夏のゴルフの早朝プレイもEarly Birdと呼ばれ、これは日中の暑さを避けるための術。

もっと話題は飛ぶが、Early Birdの対極はNight Owl(夜のふくろう)で、夜型人間のこと。

 

すると、ホテルの割引料金に戻ると、早期割引はEarly Birdで、直前割引はNight Owlとなるのか。

いや、Night Owlとは言わないな、ニュアンスとしては「Night Owl=だらしない人」って感じで悪い印象。

 

直前割引はLast Minutesという英語が当てはまる。

鳥をイメージキャラクターにしたホテルを作るのなら、

早起きで凛々しく飛ぶ小鳥で、お得な早割料金を表現しよう。

 

宿泊直前まで予約しなかったさぼりフクロウは、割引のない正規料金なのかな。

いいえ、早割よりはメリット少ないけど、ラッキーパンチの直前割引料金を設定してあげなくちゃ。







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