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地球温暖化 CO2削減 水不足→食料不足→人間や動植物の死

投稿日:2010年1月28日 更新日:




一般的には北極や南極の氷が溶けること自体が

温暖化の直接的な被害だと考えられているが、実情はそれ以上のものがある。

氷は太陽の熱を反射して空中に返すが、海は熱を吸収してしまう。

氷が溶けると海の体積が増え、それがまた熱を吸収して水温が上がり、氷が溶けるのが増加するという悪循環が起こる。

地球全体を冷却する役目のある極地の氷が溶けると温暖化に直結し、それが増大してゆくのだ。

ニュースで伝えられている表面上のことだけではなく、そういう悪循環のことも考えてなくてはならない。

より直接的な事例でいえば、氷上で餌を獲って生活するホッキョクグマやセイウチは

厚い氷がなければ生存できず、子育てを氷上で行うアザラシやホッキョクグマは

氷解してしまったら子育てができず、動物プランクトン・タラ・アザラシやホッキョクグマと続く

アラスカの自然を支える食物連鎖自体が絶滅を迎えてしまうかもしれない。

海氷の上で長年捕鯨をしていたアラスカの先住民たちが、

急激に変化した氷の薄さや海の変化を読み間違えて海中に落ちるという現象も、尋常ではない温暖化が原因だといわれている。

ただの人為的なミスで発生した事例ではと片付けてしまってよいのだろうか。

2006年に発生した日本の大雪も、ひいては温暖化に原因があると考えられている。

温暖化により海水が温められ、蒸発した大量の水蒸気が上空で急激に冷やされたことで大雪へとつながったのだと言われている。

直接的に、あるいは間接的に温暖化は我々人間を含めた生物全体の生活環境に被害をもたらしているのだ。

現代では中近東を中心とする石油の利権をめぐる争いが世界中を席巻しているが、

このまま地球温暖化が進んだ時、次に人類が競って奪い合うのが水や食料であると考えられている。

地球温暖化によって引き起こされた水不足が食料不足を引き起こし、人間や動植物の死を招いてしまう。

地球温暖化はそういった恐ろしい問題につながるものなのだ。

ましてや発展途上国の生活水準が先進国のレベルにまで急成長してきて、

その高水準の生活を維持するためにエネルギー消費が激増し、

例えば人口の多いインドや中国で1家族1台の車を持つようになったとき、

地球上の環境破壊はどれだけすさまじいものになるのか計り知れない。

人類は早い段階で石油・石炭・天然ガスなどから脱却し、代替エネルギーを別のものに求めなくてはならない。

太陽熱や風力・水力など自然エネルギーを電気に変換するなどして循環型のエネルギーによる生き方を考えなくてはならない。

このように、地球温暖化という問題はただ氷が溶けて気温が上昇するということだけではなく、

我々人類全体に、広くは地球上のあらゆる生物に致命的に関わってくる問題であるのだ。

温暖化問題を見て見ぬふりして先送りしたところで、近い将来、

それもたかだか数十年後には各国が地球の危機を現実的なものとして実感することになるのだろう。

この数年で全地球人が温暖化を徹底的に止める意識を持ち、

かつ実行することと、既に発生しているCO2を減らすための抜本的な対策を取ることに努力しなければならぬであろう。

地球温暖化防止目標として採択された1997年の京都議定書はきわめて意義のあるものだが、

金銭を払って解決できる温室効果ガス排出権の取引制度は、

結局先進国同士がお金で取引をしているようで本質的な意味とはかけ離れているのではないか。

つまり、地球全体の温室効果ガス削減には何の役にもたっていないのではないか。

その京都議定書も世界で最もCO2を排出しているアメリカが批准せず、

中国やインドも発展途上国だからという理由で強制されないのであれば効果が薄い。

日本にしてもマイナス6%の目標を掲げてはいるが、

そのうち純粋に国内で削減する目標をわずか0.5%と考えていて、

他の3.9%を森林吸収で、1.6%を排出権取引などで補おうとしているのだから、

本格的な問題として危機感を持っているとは言いがたい。

排出権購入のために民間企業が中国などで企業活動し、それを日本政府がお金を払って購入しようとしている。

それだけを端的にとって言うことはできないかもしれないが、

そこでも本来のCO2削減という大目的がすりかえられている気がしてならない。

自動車をハイブリッド車にしたり、水素自動車や電気自動車を推進したとしても

それは今までプラスだったCO2排出量をゼロにするだけであって、地球環境を元に戻そうとする意識ではない。

植林など自然環境を豊かにすることで既存のCO2を酸素に戻すような、プラス指向の活動が今後は必要とされているのである。

渡り鳥の繁殖地である北のツンドラがなくなった時には日本へやってくる渡り鳥は数が減っていることだろう。

そして、北の地の温暖化によって最早南の暖かい日本まで

餌を確保しに飛ばなくても北の地で越冬できてしまうかもしれない。

渡り鳥たちが美しく空を飛ぶ姿を見続けるためにも、

正しい認識と危機感のもとに地球全体で対応しないと地球上の生物たちの絶滅は必至となるだろう。







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