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アメリカビザの種類に、上下や優劣ってあるの?→ありません

投稿日:2010年1月28日 更新日:




B1よりも H1Bが上で、

H1Bよりも L1が上で、

L1よりも Blanket L1が上で、

Blanket L1よりも E2が上で、

E2よりも E1が上?

マックスウェル弁護士はよくそんな笑い話をする。

アメリカビザセミナーで、企業担当者連絡会で、もう何度口にしただろう。

この話が飲み込めればビザの世界もよく理解できるんだ、と言っていた。

人の上に人なく、人の下に人なし。

そんな当たり前の考えを当てはめてみると分かりやすい。

ビザの世界はステータスじゃない。

どんなバックグラウンドを持って、どんな目的のために

アメリカに住んでいるのかを示すのがアメリカVISAのカテゴリーだよ。

アメリカで仕事なんかしたくないのに、就労ビザを取る人がいるか?

どうせ最長7年で本国に帰ってしまう企業内転勤者L1 workerと、

片道キップで退路を断ちながら働くH1B workerのどちらが一体本当に仕事をするのか?

アメリカビザ写真3.jpg

E1とE2は親企業の業務内容で大使館が勝手に決め付けたカテゴリーだけど、

2より1が良いなんてイメージの根拠は何?1万円と2万円はどっちが得だい?

怖いのは偏見と勝手な空想だよ。

噛み砕くように言うマックスウェル弁護士の表情がニコニコ笑っているから誰もが妄想、

自分の思い込みの愚かさに気付いてくれるんだ。

動物の世界でもクマ、シカ、ネズミ、

それぞれが生態系におけるそれぞれの役を担って生きている。

クマは生態系の頂点に立つけど一番偉いわけじゃない。

一見派手に見えるけど、土を、緑を育てているのは

もっともっと小さな微生物の力によるところが大きいんだ。

少し話がずれちゃったけど、アメリカビザの世界も同じで

カテゴリーでの優劣なんて有り得ない。

じゃぁ質問だよ!

ホオジロザメとジンベイザメはどっちが偉い?

L1ビザとE1ビザはどっちが偉い?

そこまで話した後で子供のようなイタズラな顔をしてみんなに聞く

マックスウェル弁護士のこと、なんて優しい人なんだ、と思った。

優しい?そう、優しいんだ。

無知による認識違いを分かりやすく解いてあげる、それはやっぱり優しい行為だよ

「ケン、君のところでは駐在員がE2よりE1が良いと思い込んでいた、

という事例があると言っていたね?」

急にマックスウェル弁護士がわたしに話を振ってきたから、

少し動じつつもわたしも話を合わせようと焦った。

「そう、そうなんです。E1駐在員が他拠点のE2駐在員にビザシールを見せてE1の方が上!

なんて言っていたシーンを目にしたことがあります」

そう言うと周りの参加者たちがかすかに笑う素振りをみせた。

これだね、この反応だよ。

マックスウェル弁護士の顔を覗くと、「Ken, good job !」と言いたそうなスマイルが

こっちを向いていて、なんだか面白いセッションができたな、と我ながらおかしかった。







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