アメリカで芝刈り機の使い方に悩む!ガソリンの保管方法は?

投稿日:2017年5月13日 更新日:



芝刈り~合理の国・アメリカの、非合理な文化

アメリカらしい広い庭に憧れて一戸建てに住むことをしたのに、

冬を越えて春先から初夏、庭の芝生が鬱蒼と茂ってくると焦りを感じた。

 

芝生が長いと近所から善い隣人とは見られない

この国では芝生の手入れは当たり前。

アバウトなアメリカ人たち(失礼!)が唯一細かくこだわるのが、芝生。

刈り込まれた芝生はアメリカンドリームの象徴なのだから。

 

 

 

 

前の家主が残した小さな電動芝刈り機を使ってみたら時間がかかること。

刈った芝生をいちいちゴミ袋に入れていたが、それも大変な苦労。

そのうちに「打ち捨て(刈ったまま、その場に放置)」にしたが、それで十分。

 

ポイントは芝生が長くなるまで溜めないことだ、

1週間~10日おきに刈っておけば打ち捨てで大丈夫。

放っておけば周囲の芝生たちに溶け込んでいく。

 

長くなってから刈った草は、

数日置くと色が変わるだけでその場から消えてくれない。

あれはやっかいだから、やはり小まめに芝刈りをしろということか。

 

 

 

 

庭いじりには興味がある僕だから、

普通サイズのPushing Mower(手押し式芝刈り機)を買いに行ってみた。

200ドル前後で売っている芝刈り機が一般的のようだ。

 

店のおじさんに「お前の庭は何ヤードあるんだ?」と聞かれても答えられない。

ヤードを単位にされると感覚が湧かないよ。

 

それはともかく、品決めした後で店のおじさんに

Enjoy!」と言われたのは驚いた。

 

アメリカ人は芝刈りを雑務としてではなく、レジャーとして捉えるのかな。

お店で食べ物が出てきた時に使う言葉だよね、「Enjoy!」って。

なんだか象徴的な一言に感じて、文化が違うことを改めて体感した。

 

 

アメリカ芝刈り機ガソリン

 

 

芝刈り機の一般的な燃料はガソリン。

ガソリンスタンドで、小さな専用ケースに自分でガソリンを入れるのは緊張した。

日本では自分で入れることは禁止されているのに、アメリカでは合法

 

ガソリンって静電気でも引火することがあるのに、

車に乗せて運び、家で保管して大丈夫なの?

慣れない僕は冷や汗をかきながら、ガソリンを車でガレージに持ち帰る。

 

芝刈り機をセットアップしようと、エンジンオイルとガソリンを入れ、

スタートケーブルを引いても動かない。

焦って説明書を読み返し、youtubeの動画を見ても分からない。

何度もトライしても分からなくて、自分にがっかりしながら、その日は諦めた。

 

 

 

 

別の日、ガレージでいじっていると斜め向かいの家の方が立ち寄ってくれ、

思わず助けを頼むと親切にしてくれた。

 

ハンドルの一番下部分が最初は短く固定されているので、

それを長めにしないとエンジンがかからない。

出荷時のサイズをコンパクトにするために、

そんなShip Modeになっているとは分からなかった。

 

ついにエンジンがかかった時の嬉しさときたら!

 

アメリカで芝刈り機

 

 

使ってみると、普通のアメリカ人家庭が

使っているサイズの芝刈り機は楽だし、効率的。

手押し式の芝刈り機があれば、そう苦労することもなく 芝刈り ができるから、

誰にでもおすすめだ。

 

Q.ガソリンって何をどこでどうやって買うの?
A.レギュラーガソリン(Regular/Unleaded)を、
   普通の車用のガソリンスタンドで、芝刈り機専用の小型タンクに入れて買う。

 

独特のエンジン音を聞きながら、芝刈り機を手押しし、我が家の庭を往復させる。

刈り込み方にも美学があって、

刈り残った草がモヒカン状態になっていたら笑われるとか。

 

1時間ばかり念入りに芝刈りしてみると、段々と楽しささえ覚えてきた。

適度な運動で身体中から汗が出てくる。

これがEnjoy!ってことか。

 

 

 

 

会社帰りの夕方、窓越しに庭の芝生を眺めていたら、

手入れして素敵なグリーンになった庭を、

我が家の庭に住みついた野生の兎さんが、全力で走り抜けていった。

 

刈り込まれてエサのミミズとかが探しやすくなったのか、

小鳥さんの数が心持ち増えた。

 

たまらない満足感、アメリカで芝刈りをやって良かったな

芝刈り機における僕の冒険日記でした。

 

芝刈り機はアメリカの一大産業4

アメリカの芝刈り機

アメリカの芝刈り機の種類 手押し式?自走式?自分が乗るタイプ?

 

ただ緑が並んでいても美しいとは言わない
芝生でなければダメ、そう、アメリカではタンポポや雑草が混じった芝生は落第者の印。
あっ、それは世界どこでも同じか。

天然モノの芝生を愛するとLOHASを気取って除草剤を捲かずにいようものなら、
数か月後にはアメリカの庭は青々とした芝生からタンポポ畑に、雑草畑に姿を変えてしまう。
近隣の人たちは眉をひそめるよ。

オマエの庭の雑草は、次には隣の家の庭に雑草を広める。
アメリカの勝者の証のひとつ、手入れが行き届いた庭のキレイな芝生。
芝生の手入れは近所付き合いに影響する。

誰だってもう芝生の雑草取り、芝刈機に無関心ではいられない、アメリカの一戸建ての家では。

そこで売られているのが芝生を注ぎ足すキットだ。
Grass Seedsと書かれてあるから、そのまま芝生の種。
フサフサしていなくて、毛の寂しくなった芝生スペースがあれば、この芝生の種を捲いて、多めに水を与える。

春から初夏までが芝生を育てるベストシーズン。
一週間もすればそこそこに根付き、芝生の穴は埋められる。
定期的な芝刈りだけではない、アメリカの芝生文化。
雑草が定着しないように除草剤を捲くし、雑草はスコップで根元から手作業で取り除く労力を惜しまない。

ホームセンターで売っているアメリカの芝刈機の多種多様ぶりには驚き、少し呆れ、いいや豊かな文化を感じる。
きっとその手の人たちにとっては道具モノの違いを楽しむ場なのだろう、このアメリカの芝刈機は。

 

金をかけて広い庭のある家に住み、時間をかけて庭の芝刈りをし、芝生が痩せ細らないよう手入れをする。
それができる人がアメリカでの成功者?
日本人が色々なことで見栄を張り合うことのアメリカ版が、芝生・芝刈機?
実利がないけど、アメリカ人全般の趣味だからそこに理由はいらないの?

どう考えても僕を頷かせる答えにはならなくて、ただアメリカの芝生文化が僕を動かし、
緑豊かでワサワサとした芝生の養生に向かわせる。
芝生の種をウォールマートで安く大量に買って、雨の降る直前にハナサカじいさんのようにあちこちにバラまけばいいんでしょ。

安直な僕の考えはきっと間違っているのだろう、アメリカの芝刈り文化を体得する僕の試みは続いていく

手押し式の芝刈機から、自走式芝刈機へ、その次は上に自分が乗るタイプの芝刈機にアップグレードすればよい?

いや、いっそ掃除機ルンバのような自動で芝刈をしてくれるロボット芝刈機を買えばみんなの尊敬を集められる?

 

アメリカの芝刈り機
芝刈り機はアメリカの一大産業4

 

アメリカに住む彼は自分で押すタイプの芝刈機を出して、
ひとしきり前庭の伸び切った芝生を刈り終えると、
細かい部分に刃が届く小型の手持ち電動芝刈機に持ちかえて、
隅っこや芝刈り機が入らない場所の草を整え始めた。

その様を見て、理髪店の方が切り残りを調整するために
小さなハサミに持ちかえる姿を連想したな。

いつもはテキトーで、ゴミ分別は全くしなくて、家の壁際は隙間だらけで、
車の運転もワイルドで、 細部まるでおかまいなしの大雑把なアメリカ人なのに、
そんなに芝刈機だけはプロ職人のようなこだわりを 持っているのね、
と分かった時、呆れるのを通り越して何だか笑えてきた。

美しく整った芝生は野生がリスやウサギを呼び込むのなら分かるけど、
実は除草剤を散布させて雑草を拒否し、
芝生だけをPureに育てたアメリカの芝生に動物が吸い込まれることもない。


むしろ逆に人工的天然芝生には野生動物も近付かない。
やることなすことみなアバウトなアメリカ人の彼にも
そんな精密な仕事ができるのだと発見できたことが、
嫌味ではなく、この芝刈り機トークでの最大の発見だった。


そのやる気を日本料理の下ごしらえに使ってくれないかな、
考えた書類整理に用いてくれないかな、なんて空想している私。

美学って、生来植え付けられている文化風習って、制限を振り切るのね。

青い芝生を愛でる気持ちなら、アメリカ人の彼は大きなものを持っていて、
そんな側面を見せつけられるとアメリカの芝刈り機には
一目置かないといけないって、本気で思った。


隣家が長期で留守をしようものなら代わりに芝刈りしてあげるし、
共有スペースの雑草も自ら進んでキレイにする。
(本心は自分の庭に悪い影響が及ばないかを警戒している)


ところ変われば、日本の都会の満員電車も日常だと思う人がいて、
アメリカの芝刈り機も生活に不可欠と思う人がいる。

その場所にずっと住んでいれば、突出を突出と気が付くこともない。

そこに楽しみを、美学を見出して生きて行くしかない、
どれもその土地ならではの文化だから。


だから、アメリカの広い後庭も、わずかに嬉しそうな顔をしながら、
大小の芝刈り機を使い分けて磨き上げていく彼の姿を受け入れようと思った。

 

アメリカの芝刈り機の種類3

芝刈り機はアメリカの一大産業!自動芝刈ロボットはヒット作?

アメリカの芝刈り機産業を、ルンバのようなAI搭載の自動芝刈り機ロボットが大きく変えるのだろうか。

時間の問題だろう、あの人の手による膨大な工数を、人工知能が取って代わって軽減するのは。

キミはバックヤードに自動芝刈り機ロボットを置いておく。
それは太陽光を電気に自動で換えて、芝生が伸びたことを自動感知したら勝手に芝刈りを始める。

あらかじめ裏庭の範囲を設定してあるから、その範囲内の芝刈りをキミが知らぬうちに完結してしまう。

たまに刃を磨く作業と、ロボットに異常がないかのメンテナンスをすればキミの芝刈りに関わる工数は終わりだ。

こんな画期的な自動芝刈り機ロボットがアメリカを席巻するのも数年後の話。
とはいえ、自動芝刈り機ロボットに対しての反発はあるだろうな。

なにしろ、アメリカでは芝刈りは一大産業だから。
芝刈り機自体の種類の豊富さ、そして芝刈り専門業者。

家庭の庭だけではなく、高速道路沿いを巨大芝刈り機で整備するプロの方々。
ウォールマートに行こうものなら、夏場のアメリカの芝刈り機販売コーナーは充実している。

そこに多くの雇用と経済循環があるから、自動芝刈り機ロボットは一部の失業を生む。

いや、やはり時間の問題だ。

アメリカの若者は、庭の芝刈りを嫌うから、

手動の芝刈り機はいつかは廃れる文化。

未だにガソリンを使う芝刈り機だし、

青々と整備された芝生に美学が宿るというのは、なかなか変わらないアメリカの文化。

僕は確信している。

アップル社のi-phoneのような世界的なヒット作になるのは、

自動芝刈り機ロボット。

芝刈りにかかる工数をいったん放棄したとき、

自動芝刈り機ロボットは大化けする。

芝刈り機はアメリカの一大産業1

ジャパン : 芝刈り機用のガソリンを家に持ち帰るのは NG

アメリカ  :          〃   持ち帰っても  OK

この違いに初めは随分と戸惑ったものだ。


いいえ、僕は今でも迷っている、
ガソリンスタンドで専用のプラスティックタンクにガソリンを入れて、
それを自分の車で持ちかえる時に、本当にガソリンに引火しないか。

上手く家のガレージに保管できたとして、
ガレージ内が高温になったら燃えちゃわないか。

アメリカの庭で芝刈り機を使うこと、
日本人にとってはそこに未知の世界が広がっている。

上に挙げたガソリンを持ち帰る/らないを考え進めれば、
ざっくりと、日本の方が人も物も安全そうだから。

アメリカのぶきっちょな人たちでも、
ガソリンがこぼれて大引火という社会ニュースが
僕の耳に届かないことを考えれば、
まぁ、なんとかやっていけるのだろうとは感じる。

小心者の僕としては、ガソリンスタンドでコンテイナーに
普通にセルフ給油していると、後ろめたい何かが背中を走る。

ガソリンは灯油より引火しやすいが
基本的には同じ油と分かっているけど、ホント?

そうしてアメリカの僕の家では、ガレージに普通にガソリンが
コンテイナーに入って常時保管されている。

日常のことだ。
ガソリン専用のプラスティックタンクも
ホームセンターで当たり前に販売されているし。

最初はとっつき難い芝刈り機、エンジンオイルを入れて、
ガソリンを入れて、スターターを引っ張ってエンジンをかける。

そう聞くだけで全く新しい機械の操作を初めて覚えるような面倒と感じた。

それが何度もやっていけば、自分の手中で思うように操れる芝刈り機、
あんなのは男の庭のオモチャだ!とさえ感じるようになる。

まるでアメリカの芝刈り機で最初にイメージしていた、
「俺、アメリカ人みたいに芝刈り機を使いこなしてみせる!」
というハードルを越えた気がしたんだ。

テクニカルなことだけど、プラスティックタンクにガソリンを入れる時に
じょうご Funnel があるとすっきり入る。

時々、エンジンオイルを入れる口は芝刈り機の種類にもよるけど、
とても小さな入口なので普通に入れようとするとポタポタするのだから、
じょうごは2つあるとベターかな。


芝刈りは単に芝刈りするだけじゃない、ということか。

道具モノ、そして、大変な労力。

アメリカンドリームの象徴・美しい芝生を手に入れるためには、
本気で取り掛からないといけないって知った一幕だった。

芝刈り機はアメリカの一大産業
芝刈り機はアメリカの一大産業

「アメリカの芝刈り機はスポーツなんだ」と気付いた時から、
私の心はすっかり軽くなり、空を飛ぶ心地になった。

面倒だなぁ、どんなに長くともまた2週間後には、
我が家の庭に手押し芝刈り機を走らせるあの作業をしないといけないのね。
あれって1時間以上はかかる結構な重労働なのに。


春から秋の芝刈りシーズンがキライでキライで、
いっそ人工芝でも植え付けてやろうかと、 グングン伸びる青い植物を何処か憎んでいた。


でも不思議と近所のアメリカ人たちは楽しそうに夕方に芝刈り機を動かしている。
なんだか定期的な運動のように、近所の人たちとの社交の場のように。

そんなことを考えていたら、私はハッと閃いた。

芝刈りは面倒な作業ではなく、伸びるのを待ちわびてから取り掛かるレジャースポーツのひとつ、夏の楽しみなのだ!

毎日でも小まめに刈りたいのをグっと堪えて、ようやく背の伸ばした芝生で一遊び。
アメリカを代表するメジャースポーツなのね、芝刈りは。

重機を使った機械遊び、刈った後のあの特有の芝の香り。
分かる、分かる(分からないけど・・・)。

真夏なら陽が落ちた8時ぐらいに、
ハーフパンツで汗かきながら芝刈り機の音をさせて芝刈りを楽しむアメリカの隣人たち。

こんな歪んだ心理も、あながちアメリカ人の心底にはちらりとほろりと潜んでいるのではないか。

ホームデポとかに行ってみれば並んでいる数多くの芝刈り機、
中でもRiding Mowerが一番優れていて高くて、
次のPushing Mowerはピンキリで、できることも値段も分かれる。

メカ好きの男の子たちにはたまらないのでしょう。

まぁ、銃とかに目をキラキラさせているアメリカ人よりも芝刈り機の性能にこだわる人の方がずっと平和だけどね。

そうしてアメリカでは芝刈り機ですらEnjoyする心がないと、一戸建てには住むのは辛い。


プロの芝刈り屋さんにアウトソースするか、
近所の子供に$20ぐらいあげてバイトしてもらえばいいけど、
そっちもそれで何だかなぁって感じだし。

はぁ、広いアメリカの家に住む夢、
そこにオマケでついてきた重い労働ね、芝刈りってやつ。

芝刈り機に向き合うことなくして、アメリカの田舎暮らしは語れず。







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