豊田市 コストコ

「来やすくなるね、豊田市コストコ。新東名の浜松いなさ〜豊田東が開通したお陰で

 

そんな安直なコメントをいただく機会が増えてきた。

交通網さえ滑らかになれば、行きかう旅人が増え、豊田市コストコの出店計画が有利に動く


誰もが思いつきそうなアイディアはいつだって正解には成り得ない。

この新東名話も、豊田市コストコのオープンを促すパーツとまでは言い切れないよ。

 

 

 

 

愛知県豊田市にコストコを誘致したい君の想いは分かる。

ダブルラインの高速道路によって物資の流通は楽に、車と人の動きは太く。

そんな豊田東ジャンクション近辺に豊田市コストコを開店させれば、派手な宣伝効果は得られるだろう。


ただし、運営コストを軽くすることに並々ならない情熱をかけるあの人だ、

これから東海道流通網のメインロードになる新東名をどう見るのだろう。


こういう説は成り立たないか。

新しい新東名は誰もが通りたがるから、周辺の賃料・コストが上がらないか。

旧東名こそ、これからは黙っていたら落ちぶれる一方、キャンペーン価格で誘致する動きが予測できる。

ならばあえて旧東名に豊田市コストコを手招きするビジネスプランこそが、中長期視点で見れば福がないか


新東名ができたからこそ、旧東名に豊田市コストコが産声を上げる。

そんな夢想が、霧で煙る湖面の向こうに見えてきたから、私は小さな歓声を止められなかった。

 

イオンモール三好

イオンモール三好の拡張計画は、白黒のオセロゲームのように。

 

2000年のグランドオープンからジャスコ三好として、西三河の雄として人気を博してきた。

立地条件が最高で、これより東は自動車産業の領土だから、

物流の邪魔になるショッピングモールは建てられない。

イオンモール三好とイオンモール岡崎が双璧になり、西三河地方をギュッ、と集客だ。

 

ただし、オープンから13年も経てばさすがに古さが見えてくる。

同じイオンモールでも、ナゴヤドーム前やmozoワンダーシティや大高や長久手イオンと比べれば差は歴然。

加えて、ららぽーと東郷アリオ赤池の出店計画が現実味を帯びてきた中、

イオンモール三好の存在感は低下を避けられない。

 

 

 

 

「みよジャ(三好ジャスコ)」の復権を望む声は多い。

商業施設面積40,000m2と2,500台の常設駐車場は手狭ではないし、周辺には再拡張できる土地だってある。

 

本格的な危機は2020年のららぽーと東郷のオープン直後にやってくる、と誰にも予想がつく。

みよし市や日進市という中間富裕層が多い地区の顧客を、イオンモールがそのまま放置するわけがない。

僕の予想はこうなる、「イオンモール三好は2020年から1年間、再拡張・全面リニューアルのために休業します」。


名古屋市内のイオンモールとイオンモール三好で挟撃することで、

中間地点にあるスーパーマーケットに買ってきた戦略。

イオンモール三好が古くなってきたことを隙と見たのか、

その中間点に勝負を仕掛けてきたららぽーと東郷やアリオ赤池。


だがね、白黒のオセロゲームのように、イオンモール三好の拡張計画で

もう一度、イオンモールが勢力を拡大するよ。

それは2021年になるのかな、イオンモール三好の再拡張・全面リニューアルはまだ少し先のこと。

勝ち⇒負け⇒勝ちのオセロゲームは繰り返されていく。

 

ロハスな私

ロハスな私、っていうキーワードがある。

自分の生活や健康に大変な興味を持っている人たちは、いくらお金を払っても良い物を買おうとする。

自己投資を惜しまず、安かろう悪かろうの商品につられることなく、

高くても本当に良い物ならば抵抗なく購入する彼らが、ロハスと呼ばれる人たちだ。


インターネットや本からの情報収集にも長けた彼らは、

購買意欲が高く一般的に高学歴・高収入なのが特徴と言われている。

経済不安定と物価上昇に見舞われる21世紀の社会でも、

お金を出して高い物を買ってくれるロハスな人たちは、マーケットの中で主流を占める購買層と言ってよいだろう。


21世紀の流行はアメリカからやってくる。

このロハス(LOHAS=Lifestyles Of Health And Sustainability)と呼ばれる層は、

アメリカで生まれて流行したのがおよそ10年かけて日本に流れ込んできたものだ。

振り返れば、アメリカで流行ったボーリングが、日本でも大ブレイクしたのが1970年代。

キャンピングカーだってアメリカから日本へ移ってきたものだし、

2007年に流行ったビリーブートキャンプだって、やっぱりアメリカからやってきたものだよ。

マクドナルドも、インターネットも、スターバックスコーヒーもアメリカ文化からだね。

 

 

 


ロハスな私もそう。

白人コンプレックスがまだどこかにある私たち日本人は、アメリカの流行を知らずと追っているのだろうか。

いいや、人種のコンプレックスというよりも世界で一国だけ飛び抜けた超大国・アメリカだから、

その経済や文化が世界中に影響を及ぼすっていうことなのかもしれないね。


ロハスな私は健康グッズに金をつぎ込み、身体維持のために歩いて汗を流す。

中国製なんて怪しいから信じないよ、極端な安物はリスクが潜んでいるから買わないよ。

食べ物だって、食品偽装問題によって日本産ですら信憑性が弱くなっているものの、

頑として日本産しか信用しない。

中国産の食品なんてあり得ない、っていう顔をしたロハスな人たちは食の安全にピリピリしている。


水だってミネラルウォーターか、浄水器の付いた蛇口しか信じない。

水道水を飲むなんてもってのほか、ご飯を炊くにもミネラルウォーターを使うんだ。

ロハスな人たちは自分の身の安全をセルフコントロールする。

黙っていても誰かが、近所の人が、国家が、自分たちを守ってくれるなんてもう考えていない。

防犯グッズが、ホームセキュリティー契約が、市場として地位を確立した。

お金はあるから、空気も水も安全も、自分の知識とお金でもう一歩上のものを得ようとするのがロハスな人たちなのだ。


それって世間に懐疑的で、性善説から性悪説へ流れつつある現代人の心が浮き彫りになった証拠って捉えてもいいんじゃないかな。

それって21世紀では社会の主幹の地位が、貴族階級から一般庶民へと完全にシフトした証拠って捉えてもいいんじゃないかな。


ロハスな私は、もう止まらない。

贅沢を覚えた先進国の贅沢人の行く末は、ロハスな私なのだろうね。

と偉そうに書いている私こそが、お金に困ることなく健康維持と知的好奇心に並々ならぬ興味を持つ、典型的なロハスな人ではありますが。

 

大きなミス 小さなミス

「落ち着いてやれば絶対できるから」

店長にそう優しく言われた時は逆にショックだった。


注文が殺到し過ぎて、仕事が全然回らなくなった居酒屋の厨房の焼き場。

慌てたバイトが焦がしてしまったつくねをお客様に出そうとして、

社員のチェックが入り、もう一度やり直しになった時、店長は少しも怒らずにそう言ってバイトを励ました。


酒飲みで、短気で、豪快な性格の店長。

忙し過ぎて誰もがカリカリしている時なのに、

バイトの若僧の無謀なミスにも動じることなく、そう言って逆にバイトを励ます方法を取った。


店長の性格を考えれば、怒って一喝のほうがよっぽど似合っているのに。

大体いつも細かいことで、ガミガミ叱ってばっかりだったじゃないか。


ただ怒られるよりもずっと強烈に意識に残った、その店長のメッセージ。

部下への愛情のある叱咤激励。

その一言だけでバイトの若僧は店長を尊敬し、

その後は店長のためならばどんな苦労も惜しまない忠実な部下となった。

 

 

 


小さなミスはいくら責めてもいい。

細かく言って、うるさく繰り返して、改善を促すべきだ。


ただし、大きなミスの時こそ、あえて不問に帰すべきではないか。

大きなミスをわざとやろうとする人はいない。

何らかの原因が重なって大きなミスが出てしまったその時は、

ミスした人を叱りつけることじゃなく、先輩や上司がフォローしてあげるだけでいい。


いつかそのバイトの若僧が大人になった時、店長のことを思い出して

自分の部下の大きなミスを救ってあげる日が来ると思うよ。


店長の剛直なイメージと、優しい一言のギャップに

若僧がやられただけかもしれないが、その逆説の一言で、一生の敬意が生まれた。

 

派遣切り 3年

ごめんなさいね、派遣切りと同棲期間にみる3年っていう数字をちょっと考えてみましょうよ。


派遣社員が同じ仕事で勤められる上限が3年間。

それ以上雇用したいのなら正社員にしないといけません。

同棲して3年経つとそれはもう事実婚とみなされて、一方的な同棲解約には慰謝料が発生するって言われますね。


3年。どちらも3年。

基本的な考え方が3年1周期だとすれば、派遣契約って

3年までは雇用を保障してくれるってぐらいに考えておこうと思った。

大企業では3年に1回、人事異動でジョブローテーションがある。

中学も高校も3年で一区切り、とにかく3っていう数字は昔からバランスのとれる数字として重宝されてきた。

3人のチームが最も効率的だとか、3人いれば文殊の知恵だとか。

 

 

 


全ての区切りが3年だったらもっと分かりやすいのに。

車検は2年じゃなく3年更新になって、大学もいっそ3年で卒業。

結婚も3年更新にしちゃったりして、テーブルの足も4脚から3脚。


ごめんなさいね、すっかり話が逸れたけど、派遣切りっていう時間はシリアスなこと。

終身雇用を求めるなら派遣社員っていうのはあり得ないでしょ。

 

それで派遣切りにあったら、どこを責めるかって、大元のルールを作ったところ。

企業はそのルールに従って運用しているだけじゃないかな?

そこに甘えるのはなんだか話がずれて、ただの感情論だって思うよ。


労働派遣法っていう法律は何のために作られたの?

経済が良いときは話題にあがらないのに、こんな不況の時になってようやく注目される。

最初に被害者が多いのはどの世界でも共通ね。

その被害状況を確認してからでないと、ルールが作れないのは役所の定番。

リスク回避っていう考え方が、どうして法律制定の時に重要視されないのか不思議。


派遣切りと同棲期間にみる3年間っていう数字。

やっぱり最後は自己防衛しかないじゃない。

器用な私は良くても、不器用なあなたは被害を受ける。


「企業は勝手だ!要らなくなったら派遣社員から解雇する!」

よ〜く考えましょう。それって当り前の話ね。労働力の調整弁が、派遣社員なんだから。

残酷よ、資本主義だし、ここは競争世界。

だからこの派遣切りの様相を見て、せめて自分だけは実力と資本を蓄えておきましょう。


ごめんなさいね、取り留めのないお話で。

 





© 2006 - Ken Box