コストコとウォールマートの違い〜従業員満足度

1996年に初めてコストコに入った時、それは驚いた。
倉庫内の圧倒的物量、パレットに積んだままの販売方法、大量販売しかしていないこと
日本しか知らなかった僕にとってはぶっとんだ世界、良くも悪くも。

 

それまでコストコというお店のことを全く知らなかった。
シアトル郊外のホストファミリーに連れて行かれた、それが僕のコストコとの出会い。

 

それから僕にとってはアメリカサイズの代表者がコストコになった。
スーパーで買う4ガロンのゲーターレードも巨大だったが、
コストコを知ってしまったら、その後のスーパーでの買い物が少量に見えた。

 

 

コストコとウォールマートの違い1.jpg

 

 

大人になって、アメリカで暮らすようになった今も、コストコに入ると超物量の展示に非日常を感じる。

実際コストコでのショッピングが楽しくて仕方がない。

 

コストコでなくても、そこら中にあるウォールマートだって店の広さ、品揃えの豊富さには両手を挙げて降参したくなる。
だが、ウォールマートとコストコでは何かが違う、何かが。

 

40歳を越えて長年ビジネスマンとして働いてきた僕の目には、コストコとウォールマートの店員のやる気の違い、

店の勢いの差が見えている。


アメリカのコストコの倉庫内の客数が少なくて、コストコ岡崎とかコストコ守山ら日本のコストコの

客数の多過ぎることと比較すると、アメリカではコストコはもう飽きられている?と心配していた。

 

いいや、コストコの店員にはモチベーションがある
倉庫内にはフレンドリーで安心な雰囲気がある、これは会員制を取っているからだけ?


誰でも入れるウォールマートの店内と駐車場に漂う殺伐感、店員のやる気のなさ。
同じ大手ショッピング店、全米で誰もが名を知っている両者なのに、明らかな違いがある。

 

 

コストコとウォールマートの違い2.jpg

 

 

ウォールマート傘下にサムズクラブというコストコ競合他社があるのは驚きだった。
全米での店舗数だけで言えばサムズクラブのほうが多い。

 

 

コストコ 520店舗 会員6,000万人
サムズクラブ 650店舗 会員4,700万人 ※ウォールマート傘下

 

 

僕にとっては両社には決定的な違いがある。
コストコは従業員を大事にし、ウォールマートはその逆ということ。
サラリーの安さ、離職率の高さ、そういう大きな背景の違いがある両社なのに。
従業員満足度の低いサムズクラブやウォールマートが日本市場に適合するわけがない。

 

コストコは日本人に合っている。
あの感動をより多くの日本人に見て欲しい。
何も買わなくとも、見るだけで視野が広がるから。


あんなラフな商売をしていても、売り場には覇気があり、買う人たちは楽しそうで、不平不満はさらさらない。
日本風の過剰包装・梱包は、ひとつ壁を隔てれば「本当はいらない」ことだと露呈する。

 

 

何もコストコを全知全能の神と崇めているわけではない。
日本人は、コストコの良い所取りだけをして、日本の文化を更に良くするためのアイディアとして活用するだけでOK。

日本から距離をあけている今、日本のスーパーに戻ったらそこの美点が強く見えるはず。


コストコだってしばらく時間をあけて再訪すれば、見える視点はまた新鮮に。
3年おきぐらいに入れ替えてみたいね、いつの日も刺激のある時間が良い。

 

つまるところ、私がコストコを愛するのは、倉庫の中身が魅力的な以上に、

従業員のやる気含めて雰囲気が良いことを、僕の肌が感じ取っているから。

 



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