三好イオン・アイモール、閉店せずにリニューアル改装で再拡張?

三好イオン・アイモールのリニューアル改装計画/閉店の噂は、白黒のオセロゲームのように。

2000年のグランドオープンから「ジャスコ三好(みよジャ)」として、西三河・尾三地区の雄であり、

みよし・豊田・東郷・日進ら地元民のショッピング人気を博してきた。

 

三好イオン・アイモール、リニューアル改装計画

桜の季節、三好池から見ると、三好公園の桜に包まれている三好イオン・アイモール

 

何しろ立地条件が最高だった。

これより東は自動車産業の領土だから、経済活動との絡みで、

物流の邪魔になる大型ショッピングモールは建てられない。

産業地と住宅地の境、そんな絶妙な位置に三好イオン・アイモールは構えている。

 

三好イオンと名古屋市内のモール群で挟撃することで、尾三地区でギュッ、と集客を続けてきたイオングループ。

その確かな計算によって、これまで西三河・尾三地区に無数のイオンファンを積み上げてきた。

 

ただ、オープンから20年も経てばさすがに建物にも古さが見えてくる。

同じイオンモールでも、直近でオープンしたイオンスタイル豊田や長久手イオンモールと比べれば差は歴然。

ユニクロが2017年10月で閉店した頃から、アイモールの弱体化は決定的になったのだと思う。

加えて、ららぽーと愛知東郷やプライムツリー日進赤池ら競合他社が最新モール機能で登場してきた昨今、

イオンモール三好は存在感の低下がどうにも避けられない。

そう、もう限界を迎えているはずなのだ、確実に。

 

「みよジャ(三好ジャスコ)」の復権を望む声は多い。

商業施設面積40,000m2と2,500台の常設駐車場は手狭ではないし、周辺には再拡張できる土地だってある。

実際にイオンモール三好、正確にはアイモール三好の駐車場拡大工事は実施されていて、

従来の店舗前駐車場から道路を挟み北側の畑方面へと、駐車場は再拡張を遂げた。

 

モール内のテナントは人気店が増えず、老朽化した建物も改造がされない一方で、

先行して駐車場だけに重機が入り、明確に拡張されている。

あれは三好イオン建屋全体の拡大リニューアル工事の序章だと我々は信じても良いのだろうか?

 

三好イオン・アイモール、リニューアル改装計画
三好公園内から超望遠レンズで捉えた三好イオン・アイモールのロゴ

本格的な危機は2020年9月のららぽーと東郷のオープン直後にやってくる、と誰にも予想がつく。

みよし市や日進市という中間富裕層が多い地区の顧客を、イオンモールがそのまま放置するわけがない。

当初の僕の予想はこうだった、

イオンモール三好は(ららぽーと東郷オープン直後の)2020年冬から1年間、拡張・改装・リニューアルのために休業します」。

名古屋市内イオンモール勢とイオンモール三好との挟み撃ちは有効で、

中間地点にある競合他社スーパーマーケットたちに戦略的に勝ち続けてきたイオングループ。

だが、イオンモール三好が古くなってきたことを隙と見たのか、

その中間点に勝負を仕掛けてきたららぽーと東郷やグランツリー赤池。

両者による激烈な商売バトル、そんな構図が僕の目にははっきりと見えた。

三好イオン

ふと、衝撃的なニュースが届いてきた。

「2020年夏、あの愛知東郷ららぽーとオープンより前に、

三好イオン・アイモールは館内のテナントの大規模入れ替えとリニューアルをして、訴求力を高める!」

僕はちょっと耳を疑ったよ。

いやいや、そのららぽーとがオープンする前に既存設備で稼いでおくだけ稼いで、

その後に長期バカンス+リニューアル工事にでも入ると信じていたのに、まさかのまさか、

絶対に勝てないライバル登場の前に注力してモデルチェンジするということ?

事実、石屋さんや格安携帯電話屋さんなどが契約期間を終えて、

テナント一新の準備に入っている姿を見て、「あっ、それって本当なんだ」と思った。

勝ち目はあるのね、三好イオンモールさん、本当に勝算があってのことなのね?

そう問い正してしまいそうな自分がいた。

三好イオン・アイモール、リニューアル改装計画
アイモール三好は桜に飾られたショッピングモールなのか

アイモール三好は2020年7月には、大幅な店舗入れ替えを完了している。

建物自体は変わらないけど、中身は確かに若干のアップグレードを実現した。

ただね、それで愛知東郷ららぽーとを迎撃できるかといえば、全くそうではない。

 

イオンスーパーは最強だよ、あれはららぽーとには真似ができないイオンの御家芸。

他のテナントとなると、アイモール三好は、ららぽーとの足元にも及ばない。

もはや建物の1階イオンスーパーだけに買い物客が集まり、

2階や1階でも反対側には誰も見向きもしないイオンモールとなることが予言されていそう。

イオン三好アイモール写真

2021年はイオンモールは愛知東郷ららぽーとの前に商業的停滞を甘んじ、負け戦になるのは目に見えている。

いくら新型コロナウイルスの関係で、愛知東郷ららぽーとのオープン日が延長されようとも、

不要不急の専門店街がクローズして集客できるのはスーパーマーケットだけになろうとも、

イオンモール三好が愛知東郷ららぽーとの進撃をかわして独走するシーンはイメージできない。

イオン三好アイモール写真

だがね、白黒のオセロゲームのように、いずれ来るイオンモール三好の全面改装計画でもう一度、

イオンモール三好は西三河・尾三地区のトップになるだろうよ。

それは2021年以降になるね、2030年頃に予定されているイオンモール三好の建物全体の建て直し後のことなのかな。

勝ち⇒負け⇒勝ちのオセロゲームは繰り返されていく。

2013年4月1日

プライムツリー赤池、東海地方アリオ旗艦店・第1号オープン

地上を走らないから、地下鉄はイメージが暗くて、もっと光を、もっと灯りを。

プライムツリー赤池という明るいショッピングモールへ遊びに行くのに、明るくない地下鉄とは一体何コレ?

名古屋市内の家からプライムツリー赤池まで、車で行こうかと思ったけど、そんなに重くなるほど買う予定もない。

こんな時、地下鉄で行けるショッピングモールはいいよね、週末ぐらいは車の運転から開放されたいし。

赤池駅から歩いてすぐ、プライムツリー赤池のある一帯は日進市の再開発によって、

映画館とショッピングモールがある一大エンタメスペースになった。

新しい住宅街・赤池ヒルズが建って、自称他称セレブの方々が住み、華があって賑やかな街並み。

光が眩しいプライムツリー赤池は近いのに、それまでの灰色だらけの地下鉄構内が僕には耐えられない。

ario-akaike2.jpg

愛知県に住みついて長くなったが、おでかけは車が当たり前。

プライムツリー赤池の試みは明白で、電車で行けるショッピングモール、ライバルのイオン・ららぽーとには珍しいパターン。

裏腹なもので、車が当然のここら辺にとっては新鮮なんだなぁ、電車でのおでかけ。

どっちが便利かって、それは車移動が楽なんだろうけど、たまには電車でのショッピングもいいね。

赤池駅そばの土地活用のため、商業施設の公募があったのは2008年のこと。

コストコやイケアなど12社も手を挙げた、と知った時はびっくりした。

プライムツリー赤池にしかできない商業施設の提案があったのだろうと信じて待ち続けたは良いが、

いくら経ってもプライムツリー赤池の建設は始まらなかった。

それはね、2009年からのリーマンショックが3年続いたから、その間の凍結は分かる。

ario-akeike1.jpg

そんな矢先、あれは2013年春のこと、ようやくプライムツリー赤池の造成工事が始まったんだ。

イトーヨーカドー系列の旗艦ショッピングモール・グランツリー武蔵小杉の

オープン予定を見て目を輝かせていた頃だった。

あれぐらい素敵なショッピングモールに、プライムツリー赤池はなってくれるはず、もう間もなくだ。

僕の期待は、火にかけた餅のように膨らみに膨らんだ。

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最終的にプライムツリー赤池のオープンは2017年11月、工事着手から4年か。

赤池駅で降り、地上に出たら外気の明るさになって、その眩しさに僕は思わず目を細めた。

朝だ、起きよ。

遊ぼう、楽しもう、プライムツリー赤池。

さぁいよいよだ、プライムツリー赤池まで自分の足で歩く今日は、駐車場で停めた位置のことを記憶する必要もない。

トンネルを抜けたゴール、僕はプライムツリー赤池のことが明るく思えて仕方がないんだ。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は アリオ日進赤池1.jpg です

名を残さなかった。

アリオも日進も、新しいショッピングモールにその名を残さなかった。

プライムツリー赤池は日進市赤池にあり、アリオブランドでショッピングモールを出す

セブン&アイ・ホールディングスが運営している。

アリオよりも大規模なモールはグランツリー武蔵小杉しかなかったが、

ツリーの名前が入ったものが日進市赤池に、「アリオ日進赤池」は幻の名に終わった。

どうやら東海地方でアリオの名を聞くことはなさそうだ。

長野県にあったアリオ松本はプライムツリー赤池オープンの同年2017年に閉鎖。

もう、大阪に行かないとアリオの文字を目にすることもなくなった。

それよりは、プライムツリー赤池という全く新しいブランド風のほうが興味を持つ。

別にアリオブランドがもう退廃の一途をたどっているわけではなくて、

2017年にはイトーヨーカドー葛西店がリニューアルするとアリオ葛西へとアップグレードしている。

日進市も日進の文字を入れなかったのだな、まぁ、「日進」自体が古いゆかりのない地名だから、

地下鉄赤池駅でなじみが出来た赤池を優先したのも合理的なのか。

予想していた「アリオ日進」という名前はどこにもかすらず、

しかし期待していた大きなショッピングモールはその場所にできた。

自分ごときの推測を上回ったものができて、ハッピーなのだから喜ぶことにしている。

プライムツリー日進がオープンする、これは練りに練った出店計画の結実。
「ドミナント戦略」についてお話しよう。
一部の地域だけに集中出店することで、その地域のお客さんを総取りするテクニック。

チェーン店のスタンダードな出店戦略ね、日本各地にバラバラとオープンしても集客は難しいけど、
活動する地域を限定すれば競合他社にも打ち勝ちやすいのが世の常。
東京都+神奈川県+埼玉県+千葉県に集中出店しているのがイトーヨーカドー。
人口が最も多い地域だから、イトーヨーカドーは強い、凄い、美しい。
そんなイトーヨーカドーが日進に「アリオ」ブランドのショッピングモールをオープンさせるという。

イトーヨーカドーさんが東海地方にこれから進出を始めるつもりなの?
イオングループとユニーグループが盤石の基盤を築いている尾張三河だから、もう遅くない?
そう思うのはきっとわたしだけではないはず。
その昔には小牧や鳴海や浜松で撤退しているイトーヨーカドーさん、今更成功の目算があってのことかな。
邪推するわたし、ふと頭を切り替えると、ひとつの別のアイディアが浮かんできた。

コンビニのシェアはどうかしら?
愛知県ではサークルKが30%、セブンイレブンが25%、ローソンとファミリーマートが15%づつ。
地場に強いサークルK(ユニーグループ)がトップシェアなのは納得するとして、
セブンイレブン(イトーヨーカドーのグループ)が他コンビニよりも高いシェアを持っていた。

戦国時代、攻城する際には周辺に付城(出城)を築いて、敵の補給・情報経路を絶ち、
敵城の手足を徐々に奪っていく術を尾張の英雄・織田信長は取った。
そうか、セブンイレブンは付城と考えればいいんだ!
日進アリオは突然の築城ではなくて、付城が充実したからこそ登場した本城なんだ
物流網は充実し、セブンブランドの品質の良さは愛知県に認知させられた。
時は来た、日進アリオが愛知県のショッピング勢力図を変える。
そんな予感がして、わたしの胸は高鳴るばかり。

そういえば、間もなく日進アリオがオープンするな。
名古屋・栄で終電まで飲んで、地下鉄鶴舞線で家まで帰る電車の中。
終電に乗っている人は様々で、パーティーの酔いを感じさせる会社員仲間たち、
静かなOLさんが黙ってスマートフォンを見ていたり、何故か主婦・学生風の人もいる。
いつものように多種多様、不思議な終電か。

赤池が終点駅になる電車だから、みなさんのご自宅は赤池だろうか。
だったら退屈な車内のひまつぶし、赤池ヒルズへの期待の声を募ってみたい。
日進アリオにどんな店舗が入ったら嬉しいのか、アンケートとか取ったら楽しいかな。
見知らぬ人たちにそんなことをしたら、終電のヘンタイ扱いだから、実際にはできないけど。
ひと駅ごと、車内の人数がごっそりと減っていく、赤池駅はもう少し先なのに

日進アリオは赤池駅に隣接はしていなく、徒歩3分というところか。
日進市による大規模再開発によって、赤池駅前は大きく生まれ変わる。
赤池ヒルズにできると言われる数多くの新興住宅地、
その人口増加でこの終電でも赤池駅で降りる人が増える?

地下鉄鶴舞線と、地上の名鉄の境目が、赤池駅。
僕たちの終電は間もなく暗闇のトンネルを抜けて、光の溢れる地上に出る
日進アリオはその境界線のシンボルになる、赤池駅自体はまだ地下で、その先から地上。
家路を急ぐ赤池住人たち、日進アリオのオープンを心待ちにしている想いは一緒に違いない。

プライムツリー赤池がオープンセールで、どんな妙技を繰り広げてくるか、戦々恐々とする毎日。
弱小リテール店として細々と営業する私のお店、プライムツリー赤池さんに仕事を奪われるのも覚悟している。
好評なセブンイレブンブランドの商品を、プライムツリー赤池さんがセールで出して来たら人気になるに違いない。

コンビニなら割引セールは少ないけど、プライムツリー赤池さんならイトーヨーカドー商品とセブンイレブン商品
SEIBUにSOGO、Loftまで、セブン&アイホールディングスの営業力の粋を出して来たら、天下無双。
アリオっていうショッピングモールの名前はまだ知られていないから、そこだけが惜しい気もする。
単純に「セブンイレブンモール赤池」ってなったら、もうネームバリューあり過ぎでしょ。

東海地方にショッピングモール4すくみ構図が出来上がるみたい。
地場で仕切っているユニー、全国展開のイオンモール、新鋭のららぽーと、そしてプライムツリー赤池。
競争が多いのは良いことね、消費者に選択肢が増えて、お店同士で競争が生まれてより良い物がより安く
そんな能天気なことを言えるのも、消費者サイドから見た時だけ。
ウチのような中小リテール店は存続の危機に立たされる、
どうやったら自店舗にプラスアルファーの価値を付与できる?

セブンプレミアムブランドの商品が好き。
ドライブしていて、立ち寄りたいコンビニはどこかって、セブンイレブンを真っ先に挙げる。
その商品がアリオ赤池のスーパーマーケットに並べられているとしたら、
今まで通っていた近場スーパーを止めて、毎日の生鮮食品を買うのもアリオ赤池になりそう。
それだけの魅力をプライムツリー赤池は湛えているということね。

一日千秋~プライムツリー赤池のオープンに、これ程相応しい言葉もない。
実に2008年から10年かかって、いよいよプライムツリー赤池のお姿を拝むことができる。

昔話だよ、プライムツリー赤池というか、イトーヨーカドーの出店が決まった当初は驚きだった。
赤池駅そばの土地活用のためにと商業施設を募った時、12社も応募があったという。
それも、あのコストコとイケアも手を上げていた、と知らされた時はびっくりしたものでした。

イオンでもユニーでもなくて、どうしてアリオ赤池という結果?と疑心暗鬼になったのも分かってくれるかな。
悪い話を広めて申し訳ないが、近くの鳴海にあったイトーヨーカドーが撤退した過去もあったし。

きっとアリオ赤池にしかできない商業施設の提案があったのでしょう。
そう前向きにとらえて待ち続けたは良いが、いくら経ってもアリオ赤池の造成工事は始まらなかった。
それはね、2009年のリーマンショックが3年以上続いたから、その間の凍結は理解している。
遅々として進まないアリオ赤池のオープンに待ち疲れ、いつしかアリオ赤池のことをあきらめていた。

そんな矢先、2013年春のこと、ようやくプライムツリー赤池の造成工事、池の埋め立てが始まったんだ。
イトーヨーカドー系列の旗艦ショッピングモール・グランツリー武蔵小杉のオープンを見て目を輝かせた。
あれぐらい素敵なショッピングモールに、プライムツリー赤池はなってくれるはず、もう間もなくだ。

だが、プライムツリー赤池のオープンは2017年11月のこと、工事着手から4年か
一日千秋~プライムツリー赤池のオープン、早くこの目でアリオ赤池を見てみたい。
膨らんだ期待は風船のサイズを超えてバルーン、いや、もう気球のサイズになり、赤池の空を飛ぶ。

日進アリオに期待するものは、ずば抜けた都会的お洒落センスだ。
名古屋栄にオフィスがあり、日進市をベッドタウンとして生きる多くの名古屋人。
週末の家族サービスで訪れるのが日進アリオ、そこにはイオンモールとは異質の魅力がある。
グランツリー武蔵小杉という先例があるんだ、それを見習い、進化させたのが日進アリオ。
ワーキングママに優しいグランツリー、都市型育児スタイルに寄り沿う形。
従来のショッピングモール以上、デパート未満というか、歩いていてなんだか格を感じる場所。
どっちが優れているか、は別議論だが、イオンモールとはビジネスモデルをずらしている。

そんなグランツリーの後を継ぐのが日進アリオであって欲しい。
東京圏とは人口差はあるが、イメージは同じだ、都会勤めの人のオアシス、日進アリオ。
セブンイレブン・イトーヨーカ堂系列でいて、生活感を見せない飛躍した存在。
決してメガサイズのショッピングモールではないから、そんなに夢のようなことは難しいだろうが、
地方にちょうど良いサイズでお洒落度を最高潮まで引き上げてみて欲しい。
都心勤めの人たちの居住区にあるオシャレなショッピングモール、それが日進アリオ。
この夢が崩れないことを切に願うよ、グランツリーの2本目は愛知県日進市に育つ

一日千秋~アリオ赤池のオープンに、これ程相応しい言葉もない。
実に2008年から10年かかって、いよいよアリオ赤池のお姿を拝むことができる。

昔話だよ、アリオ赤池というか、イトーヨーカドーの出店が決まった当初は驚きだった。
赤池駅そばの土地活用のためにと商業施設を募った時、12社も応募があったという。
それも、あのコストコとイケアも手を上げていた、と知らされた時はびっくりしたものでした。

イオンでもユニーでもなくて、どうしてアリオ赤池という結果?と疑心暗鬼になったのも分かってくれるかな。
悪い話を広めて申し訳ないが、近くの鳴海にあったイトーヨーカドーが撤退した過去もあったし。

きっとアリオ赤池にしかできない商業施設の提案があったのでしょう。
そう前向きにとらえて待ち続けたは良いが、いくら経ってもアリオ赤池の造成工事は始まらなかった。
それはね、2009年のリーマンショックが3年以上続いたから、その間の凍結は理解している。
遅々として進まないアリオ赤池のオープンに待ち疲れ、いつしかアリオ赤池のことをあきらめていた。

そんな矢先、2013年春のこと、ようやくアリオ赤池の造成工事、池の埋め立てが始まったんだ。
イトーヨーカドー系列の旗艦ショッピングモール・グランツリー武蔵小杉のオープンを見て目を輝かせた。
あれぐらい素敵なショッピングモールに、アリオ赤池はなってくれるはず、もう間もなくだ。

だが、アリオ赤池のオープンはおそらく2017年冬のこと、工事着手から4年か
一日千秋~アリオ赤池のオープン、早くこの目でアリオ赤池を見てみたい。
膨らんだ期待は風船のサイズを超えてバルーン、いや、もう気球のサイズになり、赤池の空を飛ぶ。

赤池にイトーヨーカドーのショッピングモール・アリオ赤池が2017年末に出店予定。
アリオ赤池を歓迎しつつ、一消費者として夢想すると、壮大なマーケットリサーチのコンセプトに思い当たる。

名古屋東部~豊田市にかけての住宅地にはイオンモールが数多くひしめき合い、
その存在感・人気ぶりは鉄板、無敵のポジションを確立している。

確かに赤池がある日進市には大きなショッピングモールはないが、
隣接する名古屋市・みよし市・長久手市などに多数ある。
インターネットから拾ってみるとアリオ赤池の特徴は下記

①敷地面積は45,000m2。mozoワンダーシティ/イオンモール岡崎/ららぽーと東郷の半分以下。
⇒巨大ショッピングモールとして売り出すわけではない。

②駐車台数は未知数だが、敷地面積を考えると十二分に確保できないのでは?
⇒車文化の愛知県としては異例の事態?

③場所が赤池駅前。住宅地に隣接。
⇒電車の来店者は少ないはず。地元住民を需要顧客として考えている?

この3点の正反対が、イオンモール岡崎に代表される郊外型巨大ショッピングモールだ。
駅から遠い代わりに、広い敷地・広い駐車場。

これら郊外型巨大ショッピングモールは成功したビジネスモデルとして知られる。
アリオ赤池はそのビジネスモデルの裏側をついたマーケットリサーチではないか。

僕の仮説はこうだ。
1)イオンの商品は魅力的だが、たまには他社商品を試したい。
既存の他社では実力が伴っていないが、セブン・イトーヨーカドーブランドなら納得。
2)広い地域から客を呼び寄せるのではなく、地元密着のショッピングモール。

だから巨大さを売りにするのでもなく、駐車場数もそこそこで良い。
この両輪が上手く回れば、地元顧客を核とし、珍しさで訪れる周辺客をプラスアルファとして
定量的な来客数が見込まれて、ビジネスモデルとして成り立つかもしれない。
アリオ赤池の出店計画は、2008年から報道されている。
その後のリーマンショックで頓挫したとも言われるが、赤池駅前という好位置であり
2013年頃からようやく軌道に乗り、2017年末に完成するらしい。

当初はIKEAやコストコが出店に名乗りをあげたというが、イトーヨーカドーが勝ち取っている。
長年の計画をあきらめなかったイトーヨーカドー、それだけ赤池にはビジネスチャンスがあるということか
懸念はイオンモールの巻き返し、隣の東郷町に2019年に出店するららぽーと東郷。

アリオ赤池のビジネスモデルが地元の支持を得て、一定の軌道に乗るならば、
さらなるイトーヨーカドーの攻勢があるかもしれない。
だからアリオ赤池はマーケットリサーチのコンセプトなのだと夢想している。
さぁ、新たな風穴を開けて見せてよ、アリオ赤池。

日進赤池あたりは、夢と現実の境目にしか思えない。

ひとつは地下鉄の鶴舞線と、地上を走る名鉄豊田線の地上・地下の境目が赤池駅であること。
もうひとつはアリオ日進という新しいショッピングモールができることで、空気が変わること。

僕のように日進市から名古屋へ通勤しているサラリーマンにとって、赤池駅は特別。
外の光は赤池駅手前で消えて、黒い闇の中へと電車が飛んでいく。
逆に帰りは赤池駅がまぶしいよ、暗い宇宙から明るい現実世界へお帰りなさい、の意味だ。

そんな境目ど真ん中にアリオ日進は居を構えている。
帰宅の電車でアリオ日進の灯りを目にするたび、なんとも言えぬ安堵感に包まれる
だからこの世のものとは思えない様相すらあるアリオ日進、あれは日進市民の明るい兆し。

週末に家族とアリオ日進を訪れる日は、なんだか妙というか、違和感も甚だしい。
平日の闇と光の境に、週末の平和さの中に突っ込んでいくなんて。
フシギではあれど、そのアリオ日進の幸せな雰囲気さえ、僕の器量で飲み込んで見せるさ。

アリオ日進ができることで夢と現実の境目がよりはっきり、くっきりしてきた。
夜の海を照らす灯台のよう、アリオ日進が僕を導いてくれる。


アリオが日進にオープンする、これは練りに練った出店計画の結実。
「ドミナント戦略」についてお話しよう。
一部の地域だけに集中出店することで、その地域のお客さんを総取りするテクニック。

チェーン店のスタンダードな出店戦略ね、日本各地にバラバラとオープンしても集客は難しいけど、
活動する地域を限定すれば競合他社にも打ち勝ちやすいのが世の常。

東京都+神奈川県+埼玉県+千葉県に集中出店しているのがイトーヨーカドー。
人口が最も多い地域だから、イトーヨーカドーは強い、凄い、美しい。
そんなイトーヨーカドーが日進に「アリオ」ブランドのショッピングモールをオープンさせるという。

イトーヨーカドーさんが東海地方にこれから進出を始めるつもりなの?
イオングループとユニーグループが盤石の基盤を築いている尾張三河だから、もう遅くない?
そう思うのはきっとわたしだけではないはず。
その昔には小牧や鳴海や浜松で撤退しているイトーヨーカドーさん、今更成功の目算があってのことかな。

邪推するわたし、ふと頭を切り替えると、ひとつの別のアイディアが浮かんできた。
コンビニのシェアはどうかしら?
愛知県ではサークルKが30%、セブンイレブンが25%、ローソンとファミリーマートが15%づつ。
地場に強いサークルK(ユニーグループ)がトップシェアなのは納得するとして、
セブンイレブン(イトーヨーカドーのグループ)が他コンビニよりも高いシェアを持っていた。

戦国時代、攻城する際には周辺に付城(出城)を築いて、敵の補給・情報経路を絶ち、
敵城の手足を徐々に奪っていく術を尾張の英雄・織田信長は取った。
そうか、セブンイレブンは付城と考えればいいんだ!
日進アリオは突然の築城ではなくて、付城が充実したからこそ登場した本城なんだ
物流網は充実し、セブンブランドの品質の良さは愛知県に認知させられた。
時は来た、日進アリオが愛知県のショッピング勢力図を変える。
そんな予感がして、わたしの胸は高鳴るばかり。

イトーヨーカドー赤池のオープン予定地を下見してきた。
2017年末にオープンする敷地面積45,000m2の赤池イトーヨーカドー赤池、待ち遠しく思うのは私だけじゃないよね。
広さだけを考えれば、100,000m2級のイオンモールやららぽーと東郷の後塵を拝すかと思ったけど、
現場に足を運んでみると、その本気の都市計画にある種の感慨を受け、私は赤池駅前で立ち尽くした。

2013年10月時点では上の写真のように、池の埋め立てが終わり、更地になった段階。
野山だった場所を切り拓き、溜池を埋め、広い道路を新設し、イトーヨーカドー赤池を迎えようとする。
赤池ヒルズ計画は住宅地とイトーヨーカドー赤池が双璧で、ショッピングモールだけを考えているわけじゃない。
新しい街づくりのために、日進市赤池が本腰を据えて工事を進めているのがよく分かった。
これは都市計画なんだ、イトーヨーカドー赤池のためだけのイトーヨーカドー赤池だけじゃないんだ。

まだまだ工事は途中段階、2017年中のオープン予定のイトーヨーカドー赤池と言っても
完成は延期になるかもしれないし、楽しみは遠く向こうに。
当たり前だけど、道路の拡張予定があると聞いて胸を撫で下ろした。

あの周辺は国道153号があってそもそも交通量が多い要所。
イトーヨーカドー赤池赤池アリオのオープン当初はさぞかし渋滞するだろうと傍から心配していたから、
道路拡張を組み込んでいた都市計画に感謝ね。


プライムツリー赤池の野望が凄いの、思い切ったビジネス戦略に頭が下がる想い。

敷地面積44,700m2と中規模で、充分な駐車場を確保できない赤池駅前というロケーションに
ショッピングモールを作って儲かるの?と最初は心配していた。

イオンモール勢が鉄壁の布陣を敷いている名古屋近郊に、
いまさらセブンイレブン・イトーヨカドーグループのプライムツリー赤池が切り込んでも勝ち目はあるのかな?
その不思議の謎を解くキーは「ららぽーと東郷」にある、というのがわたしの金言。

そうよ、プライムツリー赤池だけでは、イオンモールの牙城の一角を崩すことは困難。
でも、ららぽーと東郷と組むことで、風穴をこじ開けるができるはず。
南関東で強力なドミナント戦略を取っているイトーヨカドーさん、それは東海地方にも店舗はあるけど、
いきなり大型モールのアリオブランドを投入するのには、物流問題がネックになるはずなの。

イトーヨーカドーさんと物流提携をしている三井物産、
その三井系列の三井不動産が手掛けるのがららぽーと東郷。
もっと言えば、長島のジャズドリームって、三井グループのアウトレットなの。

そこに考えが行き着いたとき、わたし、思わず手を打って納得しちゃった。
プライムツリー赤池って、ひょっとして、ららぽーと東郷ができることを見越して先行出店するのでは?

単独ではイオンにもユニーにも太刀打ちできなくても、三井系との物流同盟を活かして、
名古屋東部にプライムツリー・ららぽーと無敵地帯を作り上げる壮大な画策をしているのではなくて?

まずはプライムツリー赤池・ららぽーと東郷の2拠点から始めて、そのうち東海地方を
次のドミナント戦略のターゲットとしているのであれば更に面白くなる。
「ドミナント戦略」とは、一部の地域だけに集中出店することで、その地域のお客さんを総取りする技。

チェーン店のスタンダードな出店戦略ね、日本各地にバラバラとオープンしても集客は難しいけど、
活動する地域を限定すれば競合他社にも打ち勝ちやすいのが世の常。
東京都+神奈川県+埼玉県+千葉県に集中出店しているのがイトーヨーカドー。

人口が最も多い地域だから、イトーヨーカドーは強い、凄い、美しい。
そんなイトーヨーカドーが日進に「アリオ」ブランドのショッピングモールをオープンさせるという。

全国制覇を目指す王者イオンモールに、一点集中のドミナント戦略が挑むと、どちらが勝つのかしら?
どれもわたしの空想だけど、プライムツリー赤池のビジネス戦略を考えるだけで、なんだか武者震いがしてくるの。
プライムツリーが赤池にオープンする、これは練りに練った出店計画の結実ね。


そういえば、間もなく日進アリオが開店するな。
名古屋・栄で終電まで飲んで、地下鉄鶴舞線で家まで帰る電車の中。
終電に乗っている人は様々で、パーティーの酔いを感じさせる会社員仲間たち、
静かなOLさんが黙ってスマートフォンを見ていたり、何故か主婦・学生風の人もいる。

いつものように多種多様、不思議な終電か。
赤池が終点駅になる電車だから、みなさんのご自宅は赤池だろうか。
だったら退屈な車内のひまつぶし、赤池ヒルズへの期待の声を募ってみたい。
日進アリオにどんな店舗が入ったら嬉しいのか、アンケートとか取ったら楽しいかな。

見知らぬ人たちにそんなことをしたら、終電のヘンタイ扱いだから、実際にはできないけど。
ひと駅ごと、車内の人数がごっそりと減っていく、赤池駅はもう少し先なのに

日進アリオは赤池駅に隣接はしていなく、徒歩3分というところか。
日進市による大規模再開発によって、赤池駅前は大きく生まれ変わる。
赤池ヒルズにできると言われる数多くの新興住宅地、
その人口増加でこの終電でも赤池駅で降りる人が増える?
地下鉄鶴舞線と、地上の名鉄の境目が、赤池駅。

僕たちの終電は間もなく暗闇のトンネルを抜けて、光の溢れる地上に出る
日進アリオはその境界線のシンボルになる、赤池駅自体はまだ地下で、その先から地上。
家路を急ぐ赤池住人たち、日進アリオのオープンを心待ちにしている想いは一緒に違いない。


我が町のショッピングモール、日進市はアリオ、長久手市はイオン、みよし市はイオン。
名古屋市と豊田市という二大都市に挟まれて、日進市は存在感アピールの必要性に迫られていた。
週末は名古屋へ遊びに行ってしまう日進市民、平日は豊田市へ仕事へ行ってしまう日進市民。

日進市内にレジャーやビジネスがあるか?と言われると、それもまた疑問でしかない。
日進市にお金が落ちることが乏しく、ベットダウン化が顕著。
そんな時、日進市赤池に赤池ヒルズ開発という一大プロジェクト計画が立ち上がり、
ショッピングモールの誘致が目玉になったのも必然の成り行き。
念願のショッピングモールは、イオンでもアピタでもなく、コストコでもイケアでもなく、赤池アリオ。

2017年、ほぼ同時期にオープンするのが赤池アリオとイオンモール長久手。
イオンモール長久手とイオンモール三好はイオン挟撃作戦で、赤池アリオの躍進を阻むだろう。
単独で立ち向かわなければならない赤池アリオが、そのイオン挟撃をどうかいくぐるか。
オープン時期は「後の先」をいくのも方法だよ、赤池アリオ。
イオン長久手より先にオープンしたら、その後にオープンするイオン長久手の方が新しいイメージを得る。

元々あるイオン三好に続けてイオン長久手がオープンすれば「またイオン?」の空気が出来て、
その後に赤池アリオがオープンしようものならば「久々にイオン以外がオープンするね」となる気がする。
至近にあり古くなったイオン三好がどう反撃するのか、それはまた別の問題。
知っているよ、赤池アリオはイオン対抗戦に執着するのではなく、唯一無二の独自路線を創造してくれる。

その面白い刺激は周囲のショッピングモールにも広まって、イオン・ユニーの二色に強く染まった
尾張~三河の中間地に新風が吹くのだ。
だから赤池アリオのオープンに期待ばかりしてしまう私、夢はまた広がっていく。

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コストコ愛 強め

本場アメリカのコストコに衝撃を受けた19歳以来、ずっとコストコファン!
あなたの町の近くにもCOSTCOオープンすると良いですね〜