東大寺の大仏 大きさ

国中の銅を溶かして大仏像を造り、大山を削って大仏殿を造れ”

奈良の大仏の造立を命じた聖武天皇の意志はよほど強い。


”天下の富を有するのは我だ、天下の勢いを持つのも我だ”

そう豪語した聖武天皇の奈良の大仏造立の詔は、まるで歌のように聴こえる。

 

 

天皇として自分が持っている絶対的権力を、奈良の大仏に注いだ聖武天皇。

大仏のその大きさこそが、自分の権力の大きさだと世に知らしめようと、

一般的な大仏、例えば飛鳥大仏の大きさの4倍ものサイズで、奈良の大仏を生んだ。


そのぶっちぎり権力の一方で、聖武天皇は冷静なコメントも出している。

”一握りの土を持って手伝おうとする民がいればそれを受け入れ、

役人はこの大仏造立を理由に無理な税金徴収は許さぬ”


聖武天皇は奈良の大仏の大きさをもって、日本の各地隅々まで、

平和と安定を提供しようとした。


現代からすれば根拠のない神頼みだろうが、当時は神仏にすがるしか方法がない。

戦乱・疫病・天災と、悪魔のような出来事ばかりが続いていた天平時代に、

天皇としてすべきは、悪い空気をかき消す切っ掛けを作ること。

 


それを奈良の大仏造立に繋げた聖武天皇の政治判断は決して誤っていないと思う。

莫大な税金を、東大寺大仏のようなハコモノ造りに投与した罪は重い?


現代にまで残り、多くの人に愛された東大寺・奈良の大仏だから、

それは聖武天皇のナイス判断だったと、僕は心の底から思っているよ。

 

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