プリザベーションホール 写真
JAZZという音楽に昔から憧れがあって、お洒落な大人が聴くもの?と若い頃は思っていたけど、
今になっては誰もが普段着で楽しむものだと分かった。ニューヨークやセントルイスのライブハウスを訪れた成果かな?
そんなJAZZだが、真っ先にニューオリンズ・フレンチクオーターにあるプリザベーションホールを連想する。
19歳の頃からプリザベーションホールでJAZZを聴きたいと思っていた願いが、ようやく実を結んだ夜。
今はオンラインで席の事前予約もできるけど、クリスマス休暇だからか満席。
当日に並んで5時からのステージを待つ、1時間も前から並んだのにギリギリ入れたぐらい。
高名なプリザベーションホールなのに、100人ぐらいが立ち聞き+わずかな数の木のベンチ、飲食もエアコンも何もない。
プリザベーションホールの外観は廃屋のよう。場内撮影録音禁止。マイク要らない狭さ、つまりJAZZしかない。
大ベテランのプレイヤー方々の演奏は、技が光っていた。年齢かそういうジャンルか、派手な楽しさを控えている。
金管楽器の知識がなくて分からなかったが、ベース・ピアノ・ドラムスの技量の高さは感じたよ。
身体をゆすって楽しんでいたら45分のステージは終わっていた、これがプリザベーションホールのJAZZか。
大袈裟に言うと人生の心残りが1つ消えて、これほど嬉しいこともない。
色彩薄めで、技術と感性に富んだJAZZ。僕にはそう聞き取ることができたんだ。