御射鹿池 画像

輪郭は浮かび上がってきたばかり、まだ何も手にしていない。

 

 

御射鹿池_画像1.jpg

 

 

早朝の御射鹿池の画像は淡い気配を泳がせていた。

 

その様に思わず引き寄せられ、僕は水面を渡る。

 

正直になった心が思い返していたのは古い恋、鏡の水に映ってきた鮮やかな姿形の人。

 

 

御射鹿池_画像2.jpg

 

 

早く若い二人だったから、心の底まで御射鹿池に透けていたのでしょう。

 

何は無くても、分かり合って、互いの想いをぶつけ合った。

 

技のない青い時代に、どうして、どうしてそんな眩しい閃光が。

 

 

御射鹿池_画像3.jpg

 


誤って割れると立ち消え、その後に出た陽の明るさに存在が流れた。

 

始まりの前、恵みの霧、悔やんでも戻ることのない新緑の御射鹿池。

 

死ぬまでに、もう一度だけ逢いたい気持ち。

 

美しい追憶から顔を上げ、日中の道を走ろうとする、心乱れたままで。

 

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