いつオープン? ららぽーと東郷

「勝算が整った時、ららぽーと東郷はオープンする、なぁに遠い未来じゃない」


手に持っていた尾張・西三河地図を紐ほどくと、ケンは何カ所を指差していく。
「東にアイモール三好とイオンスタイル豊田、西にイオンモール大高、南にイオンモール岡崎、

北にイオンモール長久手と、四方をイオンモール勢に囲まれている。

近くに出店したばかりのアリオブランドの旗艦店・プライムツリー赤池
名古屋市内には同じららぽーと名古屋みなとアクルスがオープンした」


分かっていたけど。
そう、分かってはいたけど、すごい後発モールね、ららぽーと東郷って。
ライバル各社の強力な包囲網の真っ只中に陣を構えるってことか。
ケンが言う勝算をどう考えているのか、なかなか思いつかない。

 

 

いつオープン?ららぽーと東郷

 


「十分広いけど、びっくりするぐらいの巨大な土地を確保したわけではない」
目を閉じて、ケンは口ずさみ出した。


東郷町民の雇用・消費・楽しみに貢献しなくてはいけないという足枷もある」
うっ、なんか大変。


「人口5万人の東郷町の内需だけでは全く無理。外部から取り込むにも、

キッザニア名古屋という切り札もららぽーと名古屋みなとアクルスに入ることが決まった」
ちょっとわたし、頭痛くなってきたかも。


「言ったろう? 勝算が整った時にららぽーと東郷はオープンするんだ」
あれ?これまでの文脈のどこにそうした強気があったの?


「よくぞ、ららぽーとを選んでくださいました、東郷町さん。

自前でスーパーマーケットと衣料品・日用品を販売していないららぽーとは、収益率の面で期待できる」
おや?なんか風向き変わってきた。


ライバルとの差別化、何かに特化すること、それができる強みを持つららぽーと東郷!」
わたしは両手に旗を持ち、振りたい気分になってきた!


「標準を捨てる!何かで突き抜ける!商売ならば収益が出る部門だけに集中する!」
きゃー、ららぽーと東郷さま!

 

 

オープンららぽーと東郷

 


ららぽーと東郷って、大家さんなんだ!誘致した各店舗からもらう賃料で成功間違いなし!」
えっ?なんか地味なこと言ってる!今度はテンションだだ下がり。。。


「だから賃料もらえそうな優良店舗と合意できた時が、ららぽーと東郷オープンの時」
おえっ、まるで夢のない話にすり替わっている。


「勝てる要素を積み上げた時。そこに勝敗のキーがあるのさ」
そう言ってケンは独唱を終えた、ららぽーと東郷のオープンを呼び込む明るい歌だったよね?

 

ららぽーと統合

誤変換ではなく、ららぽーと統合を心配しているのだ。
だって、名古屋市近郊には永らくららぽーとがなかった(磐田はちょっと遠い)。
そんな背景の場所に、まさかの2つのららぽーと名古屋港&ららぽーと東郷


距離があまりに近い、直線にするとわずか17km
だから2つのららぽーとがいずれは統合されてしまうのではないか?

 

 

ららぽーと統合

 


生き残るのはららぽーと東郷、「東郷に統合されるららぽーと」という言葉遊び。
だって名古屋港にはビジネスの神が住んでいるのか疑問だから。
イタリア村しかり、レゴランドしかり。


このページが誤変換狙いの一発屋というのは事実。
ららぽーと東郷との距離の近さを無理矢理の理由にあげたが、実際に調べてみた。

 

ららぽーと柏の葉〜ららぽーと新三郷  間 12km
ららぽーと海老名〜ららぽーと湘南   間 17km
ららぽーと名古屋港明〜ららぽーと東郷 間 17km

 

こうした数字は別に意味を持っていないわけだ。


やめてよ、ららぽーと統合なんて不吉な言葉遊びは。
ららぽーとポイントカードを何枚か持っていても、

ららぽーとなら手続きすればポイント統合できる!というグッドニュースだけで十分。

 

統合するならば、ららぽーと同士ではなく、他社を吸収合併する日
愛知県に2つしかないららぽーとが、経営統合によって数を増やす。
そんなららぽーと統合を期待して、このページを閉じようと思う。

 

コストコオープン基準

東西に走るアメリカのフリーウェイを眺めて、どこにコストコがあるかを見れば一目瞭然だよ」


コストコ名人を自称するケンは、そう語ってわたしにボールを投げた。
受け取ってしまったそのボールを早く手放そうと、まずはグーグルマップでコストコを検索する。
どこにしようか、そうだ、コストコ発祥の地・ワシントン州までにしよう。

 

こう見ると、地方大都市にひとつずつ配置されたアメリカのコストコ店舗
何もない大地が続いたと思ったら、特定の都市に人口が集中し、またちょっと郊外に出ると急に人が少なくなる。

それがアメリカのコストコのオープン基準なの?

 

 

(アメリカ・ワシントン州にあるコストコ位置図)

 


都市圏は砂漠の中のオアシス。
その都市圏にぴったりと張り付くのがコストコ、見事な場所取りと褒めたくなる。
合理的なのだ、ちゃんと一定のマーケティングがされているのがコストコだろう。

 

「さて、日本ではどうかな。そうだな、東京から名古屋までの東海道沿いはどう?」
意図的に場所を決めているようには思えないケンの声色。
それなら思い込みを排除して東海道沿いのコストコをチェックしてみようじゃない。

 

 

(日本・東海道にあるコストコ位置図)

 


そうだろうとはうすうす感じていたけど、アメリカのコストコ出店パターンは、日本のものとは異なっていた。
国土が狭い上に、居住できる平地割合の少ない日本では、街は連続している。
街・町・街・街・町・町 と続くのが日本だとすれば、
野・村・野・町・野・街 と続くのがアメリカ。


アメリカは街にコストコが出店しているが、日本には街ですらコストコが出店しているとは限らない。
街の格でも、コストコ岡崎市だって、コストコ守山区だって、コストコ鹿沼だって当確ではない。

日本のコストコのオープン基準が分からなくなってきた。


「それって何故だろう、ケン?」
疑問は詳しい人に聞くのが良いと思ったから、隣でコストコのディナーロールをおいしい、おいしい、

と言って食べているケンに質問してみた。


「日本では食料品が近所のスーパーで毎日手軽に買える。鮮度を重視する国民性じゃない?」
逆質問されて、わたしはちょっとカチンときた。
生活様式が異なるのは分かっている。


いちいち細かく、サービス過剰なのが日本の善し悪し
本当は毎日しなくてもいいよね、買い物だって。
あれも日本特有の過剰サービスのひとつだろうか。


家庭から主婦が求められる過剰サービスってことね。
無意識のうちに、家にもコンビニのようなサービスを求めている?

 

 

 


「きっついな、アメリカはコストコで、日本はコンビニか」
吹き出したケンの手には、「2019年コストコ守山区オープンか?」と書かれたニュースペーパーが。


私はこう言いたいよ、極端過ぎて笑われるとしても。
細やかなコンビニサービスの対極にあるのが、ラフなコストコサービス。
日本で流行っているものと、アメリカで流行っているもの。


皮肉たっぷりに言えば、アメリカで定着しえないものと、日本で永続しないだろうもの。
コンビニ全盛期の日本に、真っ向から反抗するかたちで乗り込んできたのがコストコ。

 


コストコの中に、コンビニをつくってみたらどうかな、ケン!」
ありったけの元気を込めて、躊躇をせずに一太刀目に全てをかけて斬り下げる。
どうにかして日米を融和させようと、わたしなりのアイディア。


「冗談のような考え方だね!でも、これからはそんなのも不自然じゃない」
そう言って笑ってくれたケン、オープンなコストコトークには楽しみがあるの

 

コストコとウォールマートの違い〜従業員満足度

1996年に初めてコストコに入った時、それは驚いた。
倉庫内の圧倒的物量、パレットに積んだままの販売方法、大量販売しかしていないこと
日本しか知らなかった僕にとってはぶっとんだ世界、良くも悪くも。

 

それまでコストコというお店のことを全く知らなかった。
シアトル郊外のホストファミリーに連れて行かれた、それが僕のコストコとの出会い。

 

それから僕にとってはアメリカサイズの代表者がコストコになった。
スーパーで買う4ガロンのゲーターレードも巨大だったが、
コストコを知ってしまったら、その後のスーパーでの買い物が少量に見えた。

 

 

コストコとウォールマートの違い1.jpg

 

 

大人になって、アメリカで暮らすようになった今も、コストコに入ると超物量の展示に非日常を感じる。

実際コストコでのショッピングが楽しくて仕方がない。

 

コストコでなくても、そこら中にあるウォールマートだって店の広さ、品揃えの豊富さには両手を挙げて降参したくなる。
だが、ウォールマートとコストコでは何かが違う、何かが。

 

40歳を越えて長年ビジネスマンとして働いてきた僕の目には、コストコとウォールマートの店員のやる気の違い、

店の勢いの差が見えている。


アメリカのコストコの倉庫内の客数が少なくて、コストコ岡崎とかコストコ守山ら日本のコストコの

客数の多過ぎることと比較すると、アメリカではコストコはもう飽きられている?と心配していた。

 

いいや、コストコの店員にはモチベーションがある
倉庫内にはフレンドリーで安心な雰囲気がある、これは会員制を取っているからだけ?


誰でも入れるウォールマートの店内と駐車場に漂う殺伐感、店員のやる気のなさ。
同じ大手ショッピング店、全米で誰もが名を知っている両者なのに、明らかな違いがある。

 

 

コストコとウォールマートの違い2.jpg

 

 

ウォールマート傘下にサムズクラブというコストコ競合他社があるのは驚きだった。
全米での店舗数だけで言えばサムズクラブのほうが多い。

 

 

コストコ 520店舗 会員6,000万人
サムズクラブ 650店舗 会員4,700万人 ※ウォールマート傘下

 

 

僕にとっては両社には決定的な違いがある。
コストコは従業員を大事にし、ウォールマートはその逆ということ。
サラリーの安さ、離職率の高さ、そういう大きな背景の違いがある両社なのに。
従業員満足度の低いサムズクラブやウォールマートが日本市場に適合するわけがない。

 

コストコは日本人に合っている。
あの感動をより多くの日本人に見て欲しい。
何も買わなくとも、見るだけで視野が広がるから。


あんなラフな商売をしていても、売り場には覇気があり、買う人たちは楽しそうで、不平不満はさらさらない。
日本風の過剰包装・梱包は、ひとつ壁を隔てれば「本当はいらない」ことだと露呈する。

 

 

何もコストコを全知全能の神と崇めているわけではない。
日本人は、コストコの良い所取りだけをして、日本の文化を更に良くするためのアイディアとして活用するだけでOK。

日本から距離をあけている今、日本のスーパーに戻ったらそこの美点が強く見えるはず。


コストコだってしばらく時間をあけて再訪すれば、見える視点はまた新鮮に。
3年おきぐらいに入れ替えてみたいね、いつの日も刺激のある時間が良い。

 

つまるところ、私がコストコを愛するのは、倉庫の中身が魅力的な以上に、

従業員のやる気含めて雰囲気が良いことを、僕の肌が感じ取っているから。

 

明智光秀 イオンモール土岐

一見、関係性が分からないように思われる明智光秀とイオンモール土岐だが、私にはつながりがぴんぴん感じられる。

ストーリーはこのように組み立てられた。


2018年、「イオンモール土岐」は2020年東京オリンピックによる建設費高騰を受けて、オープンを2年延期を発表。

 

2020年1-12月 NHK大河ドラマは「明智光秀
→明智光秀の人気に火が点く

 

2021年に、明智光秀の本拠地だった美濃・土岐市に「イオンモール土岐」オープン
→明智光秀ローカルネタをふんだんに備えて、イオンモール土岐は観光客誘致を大成功させるはず

 

 

明智光秀イオンモール土岐1.jpg

 


まさに時(土岐)を得た登場タイミングなのだ、明智光秀もイオンモール土岐も。

イオンモール土岐単独でも成功は見えているものの、最高の時を図ったかのような偶然の計画延期。


清和源氏流で南北朝〜戦国時代の約200年間も美濃国守護の要職にあったのが土岐氏だが、明智氏はその支流。

土岐氏とその支流で現代では最も有名な明智光秀が、イオンモール土岐の宣伝キャラクターになることに不思議はない。

だからイオンモール土岐は、ドラマ明智光秀の展示・イベント会場になって欲しい。

桔梗の花が咲く丘があるのかな、イオンモール土岐には。水色桔梗は土岐氏の家紋。

 

 

明智光秀イオンモール土岐2.jpg

 


美濃・東濃の土岐市だが、いまや経済規模の大きい名古屋市のベッドタウンの意味を持っていて、

岐阜市&岐阜市 < 名古屋&愛知県 ぐらいの感覚だが、

土岐はこのドラマ明智光秀・イオンモール土岐で、再び美濃の人気に火をつけてくれるだろうな。

美濃の経済と評判を潤わせる、美濃守護にふさわしい仕事かな。


中央道と東海環状という高速道路網の交差点で、人の往来とお金を握るのが土岐。

曽木公園の逆さ紅葉も素晴らしいが、それ以上にこの土岐という土地はキーになり続けるのだ。

 





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