これがアメリカの本気のカボチャ祭りか。
ジャック・オ・ランタン スペクタキュラー(Jack-O-Lantern Spectacular)、ケンタッキー州ルイビル。

5,000個のくり貫かれたカボチャが、夜の森に飾られている。
その楽しさ、素晴らしさは「本物」だったから、僕は一眼レフカメラ+三脚も使って本気の写真撮影。

暗闇に浮かび上がるアルファベット、あれはもちろんカボチャに描かれた文字。

死んだ男の浮かばれない魂が火となり、カボチャ男の姿として現れる。
ジャック・オ・ランタンは鬼なのね、異文化でも共通する鬼火なのね。

ジャック・オ・ランタン スペクタキュラーの質は最高峰、恐れ入った!
しかし運営には大きな問題がある、土曜日の夜ということもあり、1時間半並んでやっとたどり着いた。
夜7時からオープン、混むと思って9時に着いても1時間半待ちか、周りは子供連れが多いので大変。

結局、ジャック・オ・ランタンが置いてあるトレイルの最初部分にみんな興奮して大混雑。
渋滞をもっと均す運営にすればいいのに、とか考えていたがそこはアメリカ、期待してはいけないのね。
みんなは文句も言わず楽しそうにおしゃべりしている、しかし24時を越えても子供たちの姿があるのが驚き。

三脚を持って写真撮影しているのが僕だけなら、こんな楽しい場所に1人で来ているのも僕だけか。
僕にとっては夜景写真挑戦の場、東大寺万燈供養会と本質は変わらない、場所と文化が異なるだけ。

イロクォイ公園(Iroquois Park)の車道どこにでも車は停められる。特に土日は待ち時間が長いのだけはお覚悟を。

本物の品質は心に突き刺さる、夜中になっても体力の限りハロウィンを撮り続けた僕。
忘れがたい夜になった、本物の写真を撮れた時の喜びは何にも勝る。