四隅のケラレに浮かび上がる夢

自分の夢に驚くことはある。
ただね、この朝ほどの嬉しい目覚めは、数え切れるぐらい。

 

外地から戻って、まさかの再会、滅多にしない無理なお誘いをして、時間を引き延ばすことに成功。
嬉しかった、それは嬉しかった。
夢の中で自分の胸が弾んでいたことを覚えている。

 

 

四隅のケラレに浮かび上がる夢

 

 

オハイオの橋を渡って、あなたの誕生日まで。
四隅にケラレが出たことで、なんだか夢の中から浮かび上がってきたような景色。

 

もう一度目を閉じて、思い出そうとしてみる。
よみがえってくる場面は、もうない。
9月の霧の中に溶けていってしまった。


そっとカメラをしまい、いくらかの躊躇をまだ引きずられながら、僕はその場を後にした。

 



欲しかった自分の時間

2年も過ごすとこの地でも生活パターンが限定された。
近場には新しい写真撮影スポットは乏しい。
ショッピングに行こうともアウトレットしか興味はなくなり、週末の家族ドライブコースは数本に絞られた。


何を楽しみに暮らしていけばいいか、活性化させてくれるモノゴトがない。

それは自分の時間は毎日信じられないぐらいとれる。
駐在員らしい貯蓄はできる。
SDF飲茶、ReservoirのSunset写真、現地校の送迎、J2C、味のある果実を見つけてもすぐに食いつぶしてしまった。

 

 

欲しかった自分の時間

 


ベテランズパークでのRUN、インスタ900、未来の車は続いている、数値目標があるのは楽だ。
仕事の遠出にからめた冒険で活路を見い出せるかな?
小説で大当たりを狙うか、集中ブログで小当たりを量産するかが今の分かれ道。

ということでここからが生活に根付いた道。


どこに重きを置いて成果を出すか、自分次第。
かなりOPENに開けた場が僕にはあるということだ。
欲しかった自分の時間が、今はある。
40台半ばまで、試される時間なのだ、失敗するはずはないよね、俺?

 



品質勝負に転換

一通り商業的雑文は書いた。
成果は見えてきたが、ケタ2つ足りない。
爆発的なHITが必要だ、それには高品質、とにかく高品質!


数を追い求めるのは止めにして、品質勝負に転換。

転換といえば駄文から小説に移る心構えができてきた、時は今か。


ナイアガラの滝旅行から戻って、食べ過ぎで遂に66kgという人生最重量の数字を見たが、少しずつ標準に戻ってきた。
トロントのアウトレットで買ったCOACHのビジネスバック。
J・CRWのカニ/ロブスター/シーフード系のファッション。

 

 

 

 

あまりにセンスのない仕事ぶりにキレそうになった。
いいや、怒ってはいけない、悪意はなくて能力的にできないだけだ。
来週は互いさぼって距離を空けよう、何も期待しなければOKだ。

 

音楽はBENIのTi Amoのパッション系に心酔中。
日本語歌詞の挑戦的・オシャレ感に寄った言葉遣いも良いね。


次は何に夢中になればいいのか。
手を伸ばして目前の空間を探っているような。
今年も火おんどりには行けず、日本の火祭りが恋しいな。
RUN冒険が僕には足りないんじゃないか。

 



北海道みたいな中西部の夏

母が北海道出身だから、「北海道の夏」には憧れがある。

 

風の涼しさ、緯度の高さ。

 

ぼんやりとしたイメージなのだろうが、憧れはずっと止まらず、いつかは北海道永住すら真面目に考えた。

 

 

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計らずと、北海道みたいな夏の場所に住んでいる今。

 

アメリカの中西部でも北の方は北海道みたいだ、気候も景色も。

 

人生の気まぐれ、僕の幸運、まさかアメリカ赴任の副産物として、北海道みたいな夏を満喫している。

 

 

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夏の1か月、北海道全土を車で走りたいな、少年の頃から夢見ていたこと、実は今も根深く心にある。

 

レキシントンをドライブしていて、ふと思い当たる。

 

そうだ、僕は北海道に、北海道みたいな場所に住む光栄に恵まれている、なにせこの景色だよ。

 

 

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夏の夜、庭のデッキで爽やかな風を感じるのが大好き。

 

それは何故かって、やはり夏の北海道への憧れが僕を動かしている。

 

この数年で僕の熱は下がるのだろうか、中西部の空気を大量に吸い込んだことで、北を望む目は弱まる?

 

 

北海道みたいな中西部の夏1.jpg

 

 

いいえ、それは夢想に終わることでしょう、きっと僕はいつか本物の北海道の夏を駆け回る。

 

どれだけ近似値を手元に置いたとしても、本物を追い求める気持ちは擦り減らない。

 

 

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僕には北海道の夏が合っているのではないか、どうしてだ、血には逆らえないのか。

 

レキシントンの夏、北海道みたいな風を楽しもう、心はどうにも変わらずとも。

 





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