身体の憑き物を吐き出した感じ

不思議ね、今度は神津恭介が脳内に現れた。

 

「やりなおしよ」と別れた後、すぐに整数論の論文にかかり始めた彼。

 

「数学の世界は非情だからね、一点の感情をはさむ余地も存在しないからね」

 

とくり返した神津恭介のように、僕も忍び半蔵と写真に没頭する半年にするんだ。

 


体重が61.9kgになった、お腹の脂肪もすっかり取れた。

 

走るスピードは風を切る鳥のようなイメージ、今までにない。

 

ちょっと身体を軽くし過ぎたか、このぐらいをKeepだな。

 

 

 


十代の頃にカラオケで痛い目にあったB'zの「Easy Come, Easy Go!!」。

 

ライブバージョンを聞いて、心のうろこみたいのが落ちた。

 

「踊ろよLADY やさしいスロウダンス 泣かないでBABY 力をぬいて」

 

こんなにも優しい歌詞だったんだ、あの頃には全然分からなかった。

 

Easy Come, Easy Go!!を聞きながら疾走した今日のベテランズパーク。

 

身体の憑き物を吐き出した感じ、本当に最高のRUNだった。

 


最良写真も渡して、全て終わった一連のこと。

 

もう新しく歩いて行こうよ、振り向くことなく、次へ歩いて行こうよ。

 

失恋疑似体験のようなもの

自分が失恋疑似体験してみて、逆にその昔自分が周りの人たちに

 

与えてしまった喪失感は辛いものだったと、初めてかな、思い至った。

 


もう戻れないけど、手をついて愛を伝えたいね。

 

あなたが心から欲しかったのに、勝手に不満を積み上げて、バカな僕。

 

もっと話して、もっと抱けば良かったのに。

 

 

 


みんなからもっと柔らかく去れば良かったのかな。

 

送り出してくれた人、泣いてくれた人、僕の決断は急すぎた?

 


自我が強すぎて、周囲を考える余裕がなかった、罪なことだ。

 

そういうところ、他人の痛みが分からないところ、自分に欠落しているもの。

 

今から何か伝えられるのだろうか。

 

まだ取り戻す余地はあるのかな。

 

それから、僕の失恋のようなものも、またいつか実りを迎える日が来るのかな。

 

次の冒険目標を定める

身軽な単身赴任もあと半年、仕事はここから落ち着くはず。

 

だから、次の冒険目標を定めた。

 

 

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いつか写真に撮りたい、と思っていた郊外のファームを撮りに回った。美しいものは幾つか探し当てた。

 

1年間生活して自分の行動範囲を広げてきた、だいぶローカルに強くなったが次は別の分野に焦点を。

 

 

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チック・コリアのピアノを聞きにニューヨークまで行けるかな。ベースボール観戦でシンシナティへ。

 

メンフィスでロックンロールと、ニューオリンズでジャズ。紅葉のグレートスモーキーマウンテン。

 

ノースカロライナのシマシマ灯台、忘れちゃいけないニューヨークの夜景を撮らないと。

 

 

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寒くなる前に、触れ合いたい本物への元へ走ろうよ、僕に残された好機も限られているはずだから。

 

 

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今日からもっと落ち込むかと思ったら、美を写真に封印できたからか、心は割合晴れやかに。

 

D850と28mm f/1.4Eを携えて、明るく行こうよ、迷わずに行こうよ、ケン。

 

僕にできる最高のGift

「陽気な奴でも聴こうよ」

 

どこからか、御手洗潔の声が聞こえた。

 

最終出社日を前にして、やるせない想いを振りほどこうと公園を走る。

 

「陽気な奴」は布袋寅泰の「COME RAIN, COME SHINE」にした。

 


最近の身体コントロールの成果がとても出ていた日。

 

気持ちの高ぶりが後押しして、「COME RAIN, COME SHINE」とずっと唱えながら

 

心地良いペースでCrazyのように走り続けることができた。最近ではBest Runだ。

 

君に光あれ! そして僕も陽気に行こうよ!

 

 

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また勇気を出して美人撮影に誘ったら受けてくれてありがとう。

 

光を読みながら、なんとかピントを合わせて撮ったカフェ。

 

その一瞬の美しさは僕のもの。胸を湿らす画が撮れた。

 


キーンランド並木での初撮影を忘れない。

 

心が震える嬉しさってなかなかないよ。

 

編集して出来栄えに納得がいく一枚を目にした時の感動、僕は思わず「嬉しい」と呟いた。

 

「嬉しくて、嬉しくて、言葉にできない」って歌詞の通り。

 

うだうだ悩んで写真に誘えなかった自分が馬鹿みたい。

 

 

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あなたのお陰でバーボンが飲めるようになった気がする、遠ざかる悪夢を隠すために。

 

美しい物語を書けたみたいで、こんなに嬉しいことはない。

 

去り行く同僚へ、僕にできる最高のGift。

 

 





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